概要
*ウィーンから南東方向へ約50 km、人口1万、オーストリア最東の州ブルゲンランド州の州都
*周辺は葡萄畑に囲まれており、また都市周辺部には緑の多い自然豊かな町。
*ハイドンのパトロンだった貴族エステルハージ家のエステルハージ城(邸宅)があることで有名となっている。
*北部にはユネスコの世界遺産に登録されているノイジードル湖があり、ヨーロッパ最大の遠浅の湖として知られる。
*第一次世界大戦まではハンガリー王国の一部であった。
*1921年、オーストリアに帰属する。
*第二次世界大戦では激しい爆撃を受けた。
http://www.eisenstadt.at/

アクセス
バス
ウイーンから約1時間
ウイーンの南チロル広場の バスターミナル Bus-Bahnhof
のりばA-2、バスターミナルは広い。

見どころ
エステルハージ城
イタリア・バロックの建築家カルロ・マルティーノ・カルローネの設計で、1672年頃古い城跡に建てられ、1797〜1805年にはフランスの建築家シャ ルル・モローによって改築され、現在はブルゲンラント州立ギャラリーとなっている。
大広間は、ハイドンの要望で音響効果のため床を板張りにし 木柱を用いたと伝えられ、現在はハイドン・ザールとして、コンサートが催されている。

邸宅庭園

グロリエッテ - 狩猟城

ハイドン博物館:
1766?1778年にハイドンが住んだ家で、大作曲家の遺品や絵画、楽譜、当時のピアノなどが展示されている。
生家はアイゼンシュタットから近いライタ河畔の村ローラウRoharuにあり、記念館として一般公開されている。

ハイドン廟(ベルク教会)
エステルハージィ侯の命で1701年以降建設された人工の丘には、多くの礼拝堂や祠が配され、ゴルゴタの丘へ登るキリスト受難の道を再現している。
丘の上のベルク教会には、1932年パウル・エスターハージィ侯がハイドン廟を建立、ウィーンの楽友協会が所蔵していたハイドンの頭部を提供、ようや く1954年になって大作曲家の遺骨がここに埋葬された。
ハイドン霊廟教会の裏側から教会の上まで登ると、ブルゲンランド州が遠くまで望める。上まで登ってゆく間は、イエスの受難を現すリアルな表現の木彫群シリーズを見ることができる。

山の教会

ブルゲンランド州立博物館
リストは当時のハンガリー王国 ・ 現在のブルゲンランド州で生まれた。
リストの胸像が、ブルゲンランド州立博物館内に展示されている。
ハイドンが弾いたオルガンも展示されている。

オーストリア・ユダヤ博物館

司教区民博物館 :
ローマ・カトリックのアイゼンシュタット司教区に関連した博物館

消防博物館

ドーム教会
後期ゴシック様式の兵士に関わる教会

シナゴーグ

ユダヤ教徒街の博物館の中にある

市庁舎

粉挽塔

近郊
[ノイジィードラー湖:世界遺産
アイゼンシュタットの東、ヨーロッパ最大の遠浅の湖ノイジィードラー湖一帯は世界遺産に指定されている。長さ36km、幅7?15kmの湖は、中部ヨーロッパでは唯一、大草原の湖。
約 280種の鳥類、数多くの植物に最後の生息地を提供し、世界的に重要な生態系を形成、ノーベル賞を受けたコンラート・ロレンツが主な研究対象とし、現在はWWFの保護下にあります。
http://www.neusiedlersee.com

ルスト Rust>/ルスト
湖畔の街
16〜18世紀のルネサンスーバロック期の民家が残る、人口1700人でオーストリア最小の都市。町全体が文化財保護の指定を受け、 完全に保存された町並みとしてヨーロッパの模範となっている。
毎年コウノトリが煙突や屋根の上に巣を作っ て繁殖するオーストリア最大のコロニーとしても有名。
ルストは高級ワインの生産地としても知られている。

メルピシュ
湖上オペレツタで有名