概要
*標高503m
*グラーツ Grazの西約40km,ケープラッハKoeflachの北東3km
*ウィーンのスペイン乗馬学校の訓練に欠かせないリピッツァーナ一系の馬が、ここで飼育されている。

馬の飼育場 Das Gestut
小高い丘の上にあるビーバー城内で飼育場の管理および一般的な案内を行っている。
厩舎を訪ね、近くの草原で、有名なリピッツァーナーを間近で眺めることができる。
この馬は生まれたときには鹿毛あるいは黒い色をしているが、4歳から10歳の間に白い毛におおわれるようになる。
1920年にトリエステ近郊のリピカ(現在のスロヴェニア内)の厩舎からここに連れてこられたのが始まりだが、リピカでは16世紀以来ずっと育成が続けられていた。
現在のリピッツァーナーは、18世紀末のデンマークやナポリ、アラブ系の6種の種馬の子孫であるが、いずれもさらに元をたどれば、ユリウス・カエサルの頃からすでに有名であった古代イベリア種にまでさかのぼることができる。