概要
-ベルン州とヴァレー州にまたがるアルプス最大、最長のアレッチ氷河は、周辺の山々と
あわせて世界自然遺産に登録されている。
-まさに川の流れのように、ユングフラウに源を発する約23kmに長く伸びる氷河リーターアルプとべットマーアルプヘ到達する。
-氷河の南端にあたるヴァレー州側の観光拠点となるりーダーアルプ、ベットマーアルプ、エギスホルンEggishornヘは、それぞれメレルMerel、ベッテンBetten、フィーシュFieschからロープウェイで接続している。
それぞれの展望ポイントから角度や雰囲気の異なる氷河の美しさを眺めるのに絶好のポイントになっている。
-アレッチ氷河を見るためには、一般的にはブリークBrigに滞在して日帰りするのがおすすめだ。
氷河の南端だけでなく、氷河のダイナミックなスケールと全体を見るのにはフィーシュFieschからフィーシャーアルプ Fischeralpを経由してのエギスホルンEggishornがいい。

リーダーアルプ Riederalp(1930m)
-メレルMerel(759m)からロープウェイでリ一ダーアルプヘ。
-リーダーアルプのリゾート地は、スイス、イタリア国境のアルプスと向き合い、ローヌの谷を見下ろす景勝地。
-一帯はガソリン車乗入禁止となっている。
-ローヌの谷北側のなだらかな美しい斜面に、標高1930mの地点からシャレーやホテルが階段状に並ぶ。
-西端の上部に、アレツチュヴァルト自然保護区センター「ヴィラ・カセルVilla Cassel」というスイス最初の環境保護センターがあり、高山植物園も整備されている。
-氷河見物はリフトでホーフルー Holffluh(2227m)まで行く。

モースフルー Moosfluh (2335m)
-リーダーアルプ Riederalpから氷河を間近に見ることができるモースフルーヘはリーダーアルプからリフトで。
-リーダーアルプのロープウェイの駅から徒歩数分で、モースフルーヘのリフトの出発駅クライヒヤーアルプ。
二つの池の間にある中間駅ブラウゼーBlauseeを経て、モースフルーMoosfluh(標高2335m)の、緑の点綴する岩場の山頂駅へ。
-目の前の北側は、アレッチュホルン山群の斜面とそこから流れ下る氷河の裾に、アレッチュ氷河。そして南側にはローヌの谷。

ベットマーアルプ Bettmeralp(1950m)
-ベッテンBetten(標高814m)からロープウエイが直通とベッテンドルフ Bettendorf経由の2ルートある。
-ベットマー・アルフィツタ:1580年に建てられた山小屋の博物館
-雪のマリア教会:街のシンボル。ローヌの谷と4000級の山々をバックにした姿はまるで絵画のようだといわれる
-ベットマーホルンBettmerhorn(標高2700m):
ベットマーアルプからロープウエイで約10分。
アレッチ氷河が見渡せる展望スポットに出る。レストランもある。

フィーシャーアルプ Fischeralp(キューボーデンKuhboden)(2212m)
-フィーシュFiesch(標高1050m)からロープウエイ。
-エギスホルンEggishorn(標高2927m)へはフィーシャーアルプ Fischeralpロープウエイでさらに約10分。
ユングフラウ3山の裏側から流れ始め、大きくカーブしてアレッチの森の方向に伸びていくポイント。アレッチ氷河の雄大なパノラマが一望に楽しめる。