概要
-西端がインターラーケンとなるブリエンツ湖の東側の湖畔の小さな町。
ベルナー・オーバーラントの避暑地の一つ。
-アルプスと湖の眺望やハイキンクで人気の口ートホルンの山頂までユニークな形の蒸気機関車(一部ディーゼル)の出発地として知られ、湖の登山鉄道(BRB)は世界のSLファンあこがれの鉄道。
-街の中の建物には、ハーフティンバー(木骨壁)の家やだまし絵窓のついた切妻壁の家が目に付く。
-スイスの伝統的な木彫の中心地であり、ルツェルンとインターラーケンを結ぶ街道筋には何軒もの木彫のお土産屋が並び、日本人ツアー客のバスも多く停車するところとなっている。
この町には伝統芸術を教える専門学校と、弦楽器製造の学校もある。
-インターラーケンに滞在していれば、ゆっくり日帰りで登山鉄道もブリエンツ湖周辺も楽しむことができる。


データ
-人口:3500
-標高:570m
-言語:ドイツ語


アクセス
鉄道
ルツェルンとインターラーケンを結ぶ私鉄中央鉄道Zentralbahn(ZB)のルートにある。
ルツェルンから1時間40分、1時間ごと。
インターラーケン東駅Interlaken Ostからは約25分、30分ごと。
インターラーケンからはブリエンツ湖の湖上定期船もある。1時間20分。ほぼ1時間ごと。


ブリエンツアー・ロートホルン Brienzer Rothorn
標高2350m。
ブリエンツ駅前の登山鉄道(BRB)乗り場は、道路に接した狭いところに位置する。
道路の反対側には大きな駐車場もある。
SLと気動車を併用している。
所要時間は登り約60分、下り70分、日中ほぼ1時間ごと。
頂上駅には飲食などの施設はない。
ベルナー・オーバーラント、ブリエンツ湖、ハスリ山などの眺望が得られる

ブリエンツの町の見どころ
バッレンベルク野外博物館 Ballenberg Freilichtmuseum
中心地から2.5km。
入口で案内図を購入するとよい。
1978年に開設された野外博物館で、約50haの起伏に冨む広い草原と森の中にある。
園内の窪地には、睡蓮の生えた青緑色の美しい池ウイーセンゼー州vssenseeがある。
点在する数十軒の住居は、現存もしくは過去の、スイス各地の典型的な伝統的建造物。
家具、台所用具、農作業工具などを備えた内部や付属屋舎とともにここに移築された伝統的な民家や農家は、充分なスペースをとりながら、各地方毎にそれぞれまとまった建築群を形づくっている。
またこれらの家屋では、昔ながらのやり方で機織り、レース編み、パン焼き、チーズ作りなどさまざまな実演も行われている。
とくに注目すべき建物をあげれば、ラッパースヴイールから移された、ハーフティンバー(木骨壁)のベルン地方の家、
だまし絵窓のついた切妻壁のオスタームンデイゲンの家、
ゴチック文字の銘文をしるした、17世紀のアデルボーデンの家、
白く広いファサードに小さな窓を開けたジュラのラ・ショー=ド=フォンの多目的家屋、大きなわらぶき屋根に隠されてしまいそうな、アールガウ州オーバーエントフェルデンの1609年の家、
ジュネーヴ州ランシーの印象的な農家は、ぶどうの圧搾小屋を改造したもの、
チューリッヒ地方に1780年頃に建てられた、小さいながらもハーフティンバーのなかなか美しいぶどう栽培農家、
など。


ブリエンツの周辺の見どころ
ギースバッハの滝 GiessbachfaIe 
緑の森の中にある一連の見事な滝が眺望できる。
ブリエンツ駅前Brienz-Bahnhof乗船場。から約20分。桟橋近くから船とケーブルカー。
インターラーケンからは湖上定期船でブリエンツァーゼーInterelaken-BrienzerseeかベーニゲンBonigen乗船場。


(参考資料:スイス政府観光局など)