概要
-高い山々に囲まれている中央スイスの代表的な山岳リゾート地であるとともに、伝統的な修道院の町でもある。
-プール、ティールーム、テニスコート、アイススケート場などの施設が、山奥の谷間にひっそりと立つベネディクト派の大修道院と隣り合っている。
-アルピニストにとっては、ティトリスの円く盛り上がった氷河、スパンネルターやウーリ・ロートシュトックの、のこぎり歯状の峰々が魅力的。
多くのツーリストはここからロープウェイで、トリュエフゼーやティトリス Titlisといった名高い景勝地まで行く。


データ
-人口:約3300
-標高:1002m
-言語:ドイツ語


アクセス
鉄道
ルツェルン駅から私鉄中央鉄道 Zentralbahn(ZB)で終点エンゲルベルク Engelbergまで約1時間。1時間ごと。
中央鉄道(ZB)はインターラーケン東行きもあるので、乗り間違いないように。

見どころ
大修道院 Abbei
12世紀に建立された修道院は、1798年フランス軍が侵入するまでエンゲルベルクの谷一帯を統治した。
どっしりと重々しい感じの四辺形の建物は、今日大部分がベネディクト派の学院として用いられている。
教区教会でもある修道院教会は、18世紀のバロック様式建築に特有の、壮麗な構成配置と装飾を備える。
パイプオルガンは、スイスで最も大きなものの一つ。

ティトリス山 Titlis
標高3239m。
-エンゲルベルクの南にそびえる。
-エンゲルベルグのロープウエイのりばは、駅から徒歩10分ほど。
夏期はシャトルバスのある。(30-60分ごと)
-ゴンドラ式ロープウェイで20分でトゥリュップゼーTrubsee、そこから回転ゴンドラ「ロッテール」で17分。標高3020mの山頂駅Kleintitlisに到着。
展望台からはスーステンホルンからリギ山に至る広々としたパノラマが楽しめる。
-頂上駅の脇にはティトリス氷河をくり抜いた氷河洞窟が造られていて、神秘的な氷の世界を体験できる。
雄大なパノラマを満喫できるレストラン、バーもある。
-年間を通して運行されているが、毎年11月の2週間は補修点検期間で運休する。

(参考資料:スイス政府観光局など)