概要
-その昔はヴァリスの高い山々に囲まれた寒村に過ぎなかったが、現在では人気の高い、しやれたリゾート。
-アラリンホルン、アルプフーベル、ドムなどの4,000m級の白い連山に取り囲まれた村で、「アルプスの真珠」と呼ばれている。
いくつもの氷河が山から麓の方に流れ込むさまから、氷河村ともいわれる。
-標高3500mのアラリンの展望台までロープウエイと地下ケーブル(アルペン・メトロ)でわずか20分足らずで行くことができる。
-村へはガソリン車の乗入れが禁止になっているから、車は村周辺の駐車場(有料)に置く。
村の交通は電気自動車が輸送手段。
 村内のとしては電気自動車が使用されている。
-昔この地を開拓した山岳民族ヴァルサー人の伝統の暮らしが今も村に息づき、素朴な山村の雰囲気を味わえるのも魅力のひとつ。
-2010年のFIFAサッカー世界大会の際に、日本チームが直前合宿を行ったのがこの高地だった。
村には1年中、スポーツアクティビティを満喫できる施設が整っている。
-スキー愛好家には特に評判の高いところだ。
冬のスキー滑降にはプラトイエンとランクフルーのロープウェイと小型ロープウェイ(テレキャビン)を利用し、サマー・スキーにはフェルスキンのロープウェイ、ミッテルアラリン(3500m)にまで達している地下登山ケーブルカー(アルペン・メトロ)を利用する。

データ
-人口:約1000
-標高:1800m


アクセス
鉄道
チューリッヒ空港駅から中央駅経由で特急ICのブリグBrig行きが1時間ごとにある。
中央駅からは2時間10分。空港駅からは中央駅折返しのため約20分停車するため、約2時間時間30分。
終点ブリグBrig駅下車、
駅前からサース・フェー Saas Fee行きバスで50-70分。30分おき。
ジュネーブ空港からブリグBrigは2時間50分。

サースフェーからのロープウエイ
沢山のロープウエイがあるが、乗り場が異なるので、町の案内板で確認しておかなければならない。

ミッテルアラリンMittelallalin(3500m)
2ルートのロープウエイがある。
アルペンエキスプレス:空中ケーブル
途中乗換えてロープウェイ15分、メトロアルペン駅につなぐ
フェルスキン Felskinn(3000m)まで直通で行く大型ゴンドラは10分足らず。
そこから地下登山ケーブルカー(アルペン・メトロ)で3分(世界最高地点を走る地下鉄)
のりば:
2か所ある。
アルペンエキスプレスはパノラマ橋を渡って徒歩5分。
フェルスキン Felskinn(3000m)までの大型ゴンドラは村の奥へ、
アラリンホルンの氷のドームから、アルプフーベルの平らな雪の頂を経て、そのふたつに分れた頂上で見分けがつく最高峰のドーム(4545m)のミシャベルの岩峰群、さらにその下万では、ランクフルーの張出した岩場で、末端がはっきりとふたつに分離した巨大なフェー氷河が切れ落ちているのが眼に入る。
ミッテルアラリン山頂(3500m)にある世界最高地点の回転レストラン。その地下に:世界最大の氷の洞窟(体積5000?)の中アイスパヴィリオンがある

レンクフルー Langfluh(2870m)
途中乗換駅:シュピールボーデン Spielboden(2450m)
ハイキングにはここから下るのがおすすめ。
所要時間:20-30分
のりば:村から徒歩10分、
フェー氷河の真ん中に位置する展望台(標高2870m)で氷河が満喫できる。

ハンニック Hannig (2350m)
村に最も近い展望台で、ロープウエイで10分ほど。

プラッティエン Plattjen(2570m)
レンクフルー Langfluh行きと同じのりば。
マットマーク・ダムMattmark Dam(ヨーロッパ最大)とシュタウゼー(ダム湖)Stauseeを見ることができる。

アルパイン・コースター「フエーブリッツ」 Feebritz
2000年夏に完成したばかりのコースター。
1〜2人用の椅子に乗り、山の斜面をモーターで上までひっぱりあげ、後は一気に滑り降りる。
ブレーキで、速度を調節できる。
自然の森の中を走り抜ける爽快感がある。

ホーサース Hohsaas (3098m)
他のロープウエイとは反対側に山に上がる。
サースフェーを取り巻くヤマト氷河が見渡せる。
途中、クロイツボーデン Kreuzbode (2397m)で乗り継ぐ。
のりばは
ポストバスで、サースフェー(1800m)から下ってサース・グルント Saas Grund(1562m)まで行く。

サースフェーの見どころ
サース博物館
教会横の郷士博物館。村の暮らしや歴史を伝えている

パン博物館
村のパン屋「インセンク」の地下にあるミニ展示室
(参考資料:スイス政府観光局など)