概要
-サンモリッツ St.Moritzから東へ約70km。鉄道はクールChur方面からとなる。
-ウンター・エンガデインの中でもいちばん広々と明るくひらけた谷の斜面に、療養施設が散在している温泉リゾート。
-隣接するスクオル、タラスプ、ヴルペーラの3保養地が散歩道で結ばれている。
-とくに胃腸障害、代謝、循環、腎臓、膀胱機能の障害に効果があるとして有名である。

データ
-人口:1800
-標高:1244m


アクセス
鉄道
チューリッヒ中央駅からクールChur方面行きでランカルト Landquartへ。
IC,IRほぼ同じで1時間10-20分。30分ごと。
スクオル Scuol行きに乗換えて1時間30分。30分ごと。

スクオル Scuol
耕地の広がる峡谷の山腹にあるこの農村は、いまやすっかり観光と商業の中心地に変貌した。
サンモリッツとオーストリアのランデックLandeckを結ぶ道路による交通の発達に伴って、町は活気に溢れ、隆盛に向かっている。
しかし同時に、町を貫通する道路の下、この町のかつての中心地であったウンター・スクオルは昔のままのたたずまいで、石畳を敷いた二つの広場の周辺にまとまり、純粋にエンガデイン風な特徴を保った一群の建物がひしめいている。
-「カグロンタChagronda」(カサ・グロンタChasa Gronda):
2段重ねの歩廊で有名だが、町でいちばん堂々とした建物でもある。
建築年代は16世紀と18世紀で、現在ではここに「ウンター・エンガデイン博物館」が設置されている。
タラスプ Tarasp
夕ラスプの温浴設備はイン渓谷ぞいの「クーアハウス・タラスプKurhaus Tarasp」と呼ばれる広い温泉宿泊施設にまとめられている。

ヴルベーラ Vulpera
の森におおわれた渓谷の山腹にひらけた小さな平地の、四季の花が咲き乱れる花壇にかこまれてたつ4軒のホテルがそのままリゾートになっている。
この優雅な自然環境に加えて、ここにはあらゆる種類のスポーツ施設が整っているので、ここを訪れる者は楽しみながら疲れを癒やすことができる。

周辺の見どころ
クロイツベルク Kreuzberg
標高1477m
この展望台に立つと、フタン、ゼントなどの止まり木に止まったような山村を含むウンター・エンガディン全域の広大で変化に富んだパノラマと、ビッツ・リスカーナPia Lischana、ビッツ・ピソクPiz Pisocなどの高峰がそびえる「エンガディンのドロミテ」を背景にして丘の上にたつ城の眺望が広がる。

タラスプ城 Schloss Talasp
スクオルから西へ12km。
1803年まではクラウビュンデン領内に残るオーストリアの飛び地であった。
内部の造作はさんざん手を加えられたためにかえって醜くなってしまった。
城塞は1907年から16年にかけて修復され、ヘッセン=ダルムシュタットHessen−Darmstadt大公家の家族が、季節を限って居館として用いている。

ゼント Sent
スクオルから4km。
手入れの行届いた家々の並ぶ美しい村。
とくに奇抜な花綱模様のある、「ゼント風」と呼ばれるバロック様式の切妻の民家が見応えがある。