概要
(ザクセン州)
-ドレスデンの南東約40kmあたりになる面積275kuの国立公園で、奇怪な地形をもつ断崖絶壁のエリアは、ザクセンのスイスとよばれており、エルベ川をドレスデンからさかのぼった、チェコ国境手前に位置する。
-イギリス人画家がこの地方の景色をみて、「スイスのように美しい」と言ったことから「ザクセン・スイス」と呼ばれるようになったという。
-エルベ川の遊覧船の終着地バート・シャンダウまでの船旅で見ることができる。
-川の両側に切り立ってそびえる岩山は、長い年月に渡る侵食作用によってできあがったもので、谷底からの高さは100mにまで及ぶ。
ハイライトは、バスタイ橋Basteibruckeから見るクーアオルト・ラーテンKurort Rathenだ。

アクセス
鉄道
ドレスデン中央駅 Dresden Hbf.からピルナ Pirna(25分)、ケーニッヒシュタインKonigstein(40分)などを経由して、バート・シャンダウBad Schandau(45分)行きSバーン(S-1)が30分間隔。
ベルリンからの日帰りは、早朝出発しないといけない。
パスタイ Basteiへはピルナ Pirna駅下車で、バスが便利。徒歩でハイキングなら約40分。
観光バスと駐車場往復のシャトルとがある。
ケーニッヒシュタインはKonigstein駅から要塞までは、20分程度山登り、そこからエレベーターで上がることができる。
バス
ドレスデンから日帰りの定期観光バスが便利だ。

エルベ川クルーズ
ドレスデンからバート・シャンダウBad Schandau行き上りは5時間30分。下りは3時間30分。
ザクセン汽船 Sachsische Dampfschiffahrt、1日2便(夏期)、

パスタイ Bastei
エルベ川から300mもの高さにそそり立つ巨岩群はさながらギリシャのメテオラのようだ。
岩肌がむき出しの岩と岩が一連の歩道橋でつながっている。
そうした歩道橋に取り囲まれているのが、13世紀にできたノイラーテン城 Felsenburg Neurathen。
この砦はパスタイ橋 Basteibruckeの中央にあり、中世には石弓があった場所である。
エルベ河畔のラーテンRathen(30分)歩いて下ると、岩山を直接削って造ったフェルゼンビューネ野外劇場Felsenbuhneが見えてくる。
ラーテンRathenからsバーンでドレスデンに戻ることができる。


バート・シャンダウ Bad Schandau
ザクセン=スイスの中のエルベ河畔の小さな温泉リゾート。
チェコとの国境から5km北にあり、ハイキングの拠点になる人気の町。
町の南端シュミルカSchmilka方面への道を進むと、エレベーターPersonenaufzugがあり、見晴らしがよい高さ50mの塔まで行くことができる。
この建物から35mの歩道橋を経由して、一部は尾根沿いを通る美しい森の小道へつながっている。
周辺の見どころ
キルニッチュ渓谷 Kirnitzschtal:
キルニッチュ渓谷鉄道 Kirnitzschtalbahnがキルニッチュ川 Kirnitzsch Riverに沿って北東に7km、リヒテンハイナー滝 Lichtenhainer Wasserfallまで走っている。夏季1時間間隔。


ケーニヒシュタイン要塞 Festung Konigstein
-エルベ川の大きな湾曲部で、右岸にはリーリエンシュタインLilienstein(416m)、左岸にはケーニヒシュタインKonigstein(361m)がそびえる。
ケーニヒシュタインKonigsteinは13世紀から16世紀にかけて築かれ、歴代ザクセン王が軍事目的で利用していた。
難攻不落の城塞は、何度かザクセン宮廷の避難所として使われただけでなく、国の財宝の安全な保管場所としても使われていた。
また、監獄としても利用されていた。
第1次、2次の世界大戦のときには、戦争捕虜収容所ともなっていた。


グロースセドリッツ・バロック庭園 Barockgarten Grosssedlitz
1719年、ペッペルマンPoppelmannによって造営されたフランス様式のバロック庭園。
オランジェリー、「静かな音楽Stille Musik」と呼ばれる泉水をはさむ両側の階段、ギリシア神話の英雄たちの彫像などを見ることができる。