ハイデルベルク

概要
(バーデン・ヴュルテンペルク州)
人口:約150000人
-フランクフルトFrankhurt a/Mの南約90kmの大学都市。
-ネッカー川に沿って東西に細長くのびる町。
-1386年に創設された大学は、学生の数が3万3000人になっている。
ネッカー川がこれから上流に向かって丘陵が迫り渓谷が始まるところにあるため、旧市街地は非常に狭い。
-30年戦争でルイ14世時代の1689年に市街地は完全に焼きつくされてしまっていた。
18世紀になって街は全面的に再建されたため、赤レンガの家並みが整然と並んでいる。
-丘の上の城だけは破壊されたままの状態で今日残されている。
-19世紀になって数多くの詩人や芸術家がこの街を訪れては賞賛したという。
ゲーテはたびたび訪れているし、イギリスの画家ターナーやアメリカの小説家マーク・トゥウエインなどもされゾレの作品に残している。
-旧市街の中心には大学関連の建物などが多い。
街の中には当時の雰囲気を残す学生酒場が多く、連日若者でにぎわっている。
-ここは古城街道沿いにあり、ネッカー川に沿って上流域には両岸の丘陵の上に古城が点在している。
-ここに宿泊する日本のツアーは多く、ゲートウエイになっているフランクフルト空港から1時間半で、そのあとのロマンチック街道へ向かうルートに都合のいい位置にある。
旧市街地にはあまり大きなホテルもなく、周辺の新市街地に点在している。
旧市街地へは、一部の地域はトラムも走っているが、多くはバスかタクシーを利用しないと行けない。
-見どころは旧市街に集中している。
ネッカー川にかかる古い美しい橋はアルテ・ブリユッケAlte Brucke、通称カール・テオドーア橋Karl Theodor Bruickeといい、シンボル的存在となっている。
橋の北側の袂から屋敷やブドウ畑の挟まれた狭い階段を上がると、「哲学者の道」Philosophenwegにでる。ここから対岸の古城が一番素晴らしい景色となる。
旧市街のはずれに中央駅があり、旧市街と反対の西側は全く味気ないコンクリートの建物ばかりのところだ。
-近郊南西地区には米軍施設があり、米軍兵士の家族が多く住む。
その地域をマーク・トウェイン・ヴィレッジMark Twain Villageとパトリック・ヘンリー・ヴィレッジPatrick Henry Villageという。


アクセス
鉄道
フランクフルト中央駅Frankhurt a/M Hbf.から都市間急行ICで55分。ほぼ1時間間隔。
普通列車では、1時間20分。2時間間隔。
フランクフルト空港駅Frankhurt a/M Flughafenからは直通がないので、中央駅乗継が便利だ。

ハイデルベルグ中央駅から旧市街までは20-30分歩く。
駅前からタクシーで片道10ユーロ、
旧市街は車の乗り入れができない。タクシーは遠回りをして一番近いところまで行ってくれる。大学広場あたりで降りるといい。


リバークルーズ
ライン川・ネッカー川客船 Rhein Neckar Fahrgastschifffahrt
出発桟橋:ネッカー川南岸、カールテオドール橋に近いところ。
上流域の古城めぐり3時間のクルーズ。毎日9:30、11:00、14:00発
夏季の週末は増便もある。
天候により、行き先は変更される。


見どころ
ハイデルベルク城 Schloss Heidelberg:
かつてのプファルツ選帝侯の居城。赤い砂岩のレンガ造り。
その後、代を重ねるたびになんども改築、増築を繰り返しバロック、ルネサンスとさまざまな建築様式で建てられてきたが、1693年の30年戦争で壊滅的になり、その後の復興の十分ではなく、一部は廃墟のままになっている。
自由に見学できるのは一部の城館と、中庭、庭園。城の内部を見るにはガイドツアーに申し込む必要がある。
ここでのおすすめは16世紀の傑作のひとつと数えられるフリードリッヒ館。
裏手にあるバルコニーから街が一望できる。
また地下のワイン大樽 Grosesfass (22万リットル、高さ7m、奥行き8.5m)で地元のワインの試飲ができる(有料)。小さなグラスはそのままお土産に持ち帰ることができる。
城へは旧市街からケーブルカーでアクセスできるが、徒歩でも可能。山の中腹といっても15分程度で歩いて上れる。
バスや車の場合には、城の入り口手前の駐車場まで上がれる。

マルクト広場 Marktplatz(旧市街広場)
マルクト広場の中央にはヘラクレスの噴水Hercules Fountainがある。
広場に面して聖霊教会Hoilig Geist Kirche(1398〜1441年)が建つ。
プファルツ選帝侯たちの墓所となっているが、1693年以後現在まで残っているのは、ループレヒトRuprecht3世の墓だけである。
教会の尖塔へ204段の階段で上ることができる。

大学
1386年に創立のドイツ最古の大学、
創設当時は哲学、法学、薬学、神学の4学部で構成されていた。
現在では18学部ある。3万3000人の学生が在籍,80ヶ国以上の国から留学している。
創立当初は女性の入学は認められていなかったが、1900年から女性の入学が許可され、現在は在籍数の約半数が女性となっている。
旧市街の中心に大学広場Universitatsplatzがあるが、ここに面しているのは大学本部だけで、本校舎はネッカー川の北側にある。

学生牢 Studentenkarzer
大騒ぎしすぎた学生たちが押しこめられた部屋
中世に治外法権にあった大学が独自の裁判権を有し、1712年から1914年まで使用したという。
壁一面に残されたいたずら書きは、当時の学生たちの姿をかいま見る手がかりとなる。
刑は最も軽くて3日間、その間与えられるのはパンと水だけだった。

ボワスレ一宮殿 Palais Boisseree:
かつてのロマン主義運動発祥の地といわれている。

カール・テオドール橋 Karl Theodor Brucke:
アルテ・ブリュッケ Alte Brucke(古い橋)で親しまれているこの橋は、18世紀に築かれたもの。
旧市街、古城を眺めるにはここからが絶好のポジション。

イエズス会教会 Josuitenkirche:
現在はカトリックの教会として使われている。

選帝侯領プファルツ博物館 Kurpfalzisches Museum:
「ハイデルベルク原人」と呼ばれる、紀元前50万年の先史時代の人間の顎の模型が展示されている。
Hauptstrasse 97

騎士の家 Haus Zum Ritter:
渦巻型の切妻壁を飾る聖ゲオルグの騎士像からその名が由来している。
1592年、ユグノーの商人シャルル・べリエのために建て られたもので、ルネサンス末期の建物のうち、1689から1693年の災禍を免れた唯一のものである。


おすすめみやげ
旧市街中心地に、クネーゼルというチョコレート専門店がある。
ここで売られている、シュトゥデンテンクス(学生のキス)というチョコレートは、世界中の著名人も買って帰るほどに名の知れた土産となっている。
昔、ハイデルベルグ大学では男女がキスをすることが許されなかった。
そのことからパッケージの上蓋に若い男女が今にもキスしようとするように向かい合っているシルエットがデザインされている。