概要

*ラ・ロシェルの西方の大西洋に浮かぶ島。
*本土から突き出るように細長く、その先端までは約30km、幅3〜5Kmの島。
*フランス有数のリゾート地で、約1万6千人の人口の島が、夏季には人口が16万人にもなる。ヨーロッパ各国のセレブたちの多くがここに別荘を構えている。
*1988年に本土のラ・ロシェルと2.9kmの橋(有料)がかけられ、パリからのアクセスが一段と良くなった。
*この島は古くから塩の名産地。
1500年前から継承している伝統的な塩田で天日式自然製塩方法で作られた塩は「白い黄金」と呼ばれている。海水の中の粘土質の底の方までかき採らず、粘土との接触がない海水を採取して何も漂泊処理することをしないで作られている。
*ミネラルたっぷりな天然塩を使ったタラソテラピーも有名だ。
*この島の歴史は古く、ローマ時代に名前が登場する。
1627年、イングランドの侵略を受けたラ・ロシェル包囲戦があった)。
第二次世界大戦中はドイツ軍が駐留し、海岸に掩蔽壕(ブンカー)を据えた。
その掩蔽壕は現在も多く残る。
1962年の映画『史上最大の作戦』のシーンでも、イル・ド・レの海岸が登場する。

*大西洋の海産物や養殖の牡蠣が水揚げされるところで、シーフードレストランが人気がある。
良質のワインもできるし、コニャックの産地でもある。
*島の中心的地区はサンマルタン教会の廃墟がそびえ立つ美しい港町。リゾートホテルもこのエリアの集まる。

アクセス
空路
フランス国内からの便は、ほとんどない。リヨンLyonとローカルの航空会社便が就航しているだけ。
ロンドンをはじめ、イギリスからの便がロンドン、マンチェスターなどと数便。
空港
ラロッシェル・イルドレ空港(LRH)
ラロッシェル市内の北約4km にあるローカル空港。


パリからの直通はなく、ポアチエPoitierで乗換となる。
パリ・モンパルナスParis Montparnasseからボルドー方面行きのTGVで、ポアチエPoitierまで1時間20分。
ポアチエから5分接続でラロッシェルまで約1時間30分
ボルドーからはローカル線を経由して約2時間15分
イル・ド・レへは駅前からバスがある。サンマルタンまで約1時間。
イルドレに滞在する場合には、荷物があるので、タクシーを利用した方がいい。
ラ・ロッシェルからの日帰りはバスがお薦め。
のりばは駅前のタクシー乗り場の先に位置し、バス停標識などないから、売店の人などに聞いて確認するといい。
市内バス乗り場と間違えないように注意する。
バスは島の中を各方面に巡回しているので、あちこち見て回りたい向きには、1日乗り放題のパスがお薦め。
いずれも運転手から購入する。
バスのルートは3方向ある。
バスはあちこち停車するので、島の先端までは約1時間30分かかる。
キップは乗るときに運転手さんから買います。RE EN LIBERTE という一日間自由乗り放題のキップが70フランで、子供料金は無く、子供でも70フランです。


島のおもな地域
●リヴドー・プラージュ Rivedoux Plage
●ラ・フロット La Flotte
●サンマルタン St.Martin de Re
●ロワ Roix
●アルザンレ Ars en Re
●レ・ポルト・ザンレ Les Portes en Re
●サンクレモン・デ・バレーヌ Saint Clement des Baleines
●ラ・クアルド La Couarde sur Mer
●ル・ボア・プラージュ Le Bois Plage en Re
●サントマリー Sainte Marie en Re