2万5千ヘクタールの広大なフォンテーヌブローの森にある町。
歴代の王の居城となったフォンテーヌブロー宮殿は世界遺産に登録される。
12世紀に王侯貴族たちの狩猟小屋として建てられた城館を起源とし、16世紀にフランソワ1世によりルネサンス様式の宮殿に改装後、繰り返された増改築のため8世紀に渡る建築様式が混在する。
フランソワ1世はイタリア人建築家や芸術家を呼び寄せ装飾をさせていたためフランス・ルネサンスがこの地で花開き、さらにこの時代の官能的な美術様式はフォンテーヌブロー派と呼ばれた。
宮殿内には、16世紀芸術を見ることができる「フランソワ1世のギャラリー」や、全長30mの「舞踏の間」に描かれたフレスコ画、ナポレオンが流刑の際に別れを告げたという「別離の中庭」などがある。

造園家ル・ノートルの手による庭園「大花壇」は17世紀の美しいフランス式庭園となっている。

アクセス
鉄道
パリ・リヨン駅からフォンテーヌブロー・アヴォン駅へ約50分。
定期観光バス
パリ市内からフォンテーヌブローと近くのバルビゾンを加えたコースがある。
館内の案内などわかりやすいので、時間のない向きにはこちらがおすすめ。