ベジエ Beziers

概要

モンペリエの南西72kmに位置する。
カルカソンヌからTGVで45分。
この町は中心を流れるオルブ川とミディ運河が交差する町。
古くから交通の要衝として発展してきた。
街は紀元前5世紀に造られて以来、ギリシャ人、ローマ人などの統治を経てきた。
オルブ川を見下ろす高台にそびえるサン・ナゼール大聖堂 St.Nazaire、
ゴシック建築の1840年位フランスの歴史的建造物に指定されている。
ミディ運河はベジェ出身のピエールポール・リケ Pierre-Paul Riquetによって発案された。彼の巨像が丘の上に立ている。
税金を扱う役人でもあったリケは国に掛け合い国王の承認を得たのであった。
工事が始まった時、リケはすでに63歳、自分の財産までもつぎ込み、運河建設にすべてをささげた。リケは運河の開通を見ることなく亡くなってしまい、建設は息子へと引き継がれ、ついに完成したのであった。
ミディ運河名物といわれる7つの水路階段、フォンセランヌの9つの水門Les ecluses de Fonserannues.
最大21mの高低差を持つ階段で9つのロックと呼ばれる水門を通過するこの水門を通過するのに30分以上かかる。
1681年運河の開通により、それまでの大西洋から回っていた船の航路は約3000kmも短縮、これにより多数の通行税をフランスに入ってくることになった。経済の面からもこの運河建設プランは国に大きな利益を与えたのであった。















Conpyright © sera9.com