ミヨー Millau

概要

フランス南部、世界遺産のラルザック高原の中心地にある。
ミヨーは南仏のクレルモンフェランとモンペリエの間に位置する渋滞の名所。
ミヨー近郊のタルン渓谷を渡る斜張橋(塔の上から橋桁に斜めに張ったケーブルで支える様式の橋)が架かる。
橋の完成でパリから南仏へバカンスに向かう車の流れが飛躍的に改善された。

ミヨーの街はこじんまりしているが、手袋の産地として有名で、工房がたくさんあり、パリの一流ブティックもここで生産されている。
中世から羊の放牧が盛んだったところで、なめし技術が栄えていた。
羊の皮は柔らかく、冬場の必需品である手袋づくりに向いていたため、次第に製造が盛んになり、20世紀初めには手袋の都と呼ばれるようになった。
有名ブランドのものや、世界中のVIPの特注品も作っている。映画の中の主役がつけることもしばしばある。すべて手作りである。

名物の銘菓がある。ガトー・ア・ラ・ブロッシュ。バームクーヘンのようなもので、生地を棒に垂らしてローラーでぐるぐる回しながら重ねていく焼き菓子。

近くのハルン川沿いにボート乗り場があり、船外機の船でクルーズが楽しめる。 Batelies du Viadue

ミヨー大橋 Viaduc de Millau

世界で最も高い高架橋でタルン川の峡谷に04年12月完成。
全長2460m、高さ343m、エッフェル塔より19mも高い。
7本の橋脚があり、道路部分の高さは最高270m。
香港の空港や香港上海銀行本店ビル,ベルリンの新国会議事堂などを手がけた英国人建築家、ノーマン・フォスターにより設計された。

アクセス

ミヨーはベジエBeziersから出る列車の鉄道駅もあるが運航本数が少ない。
パリ・オステリッツからロデズRodezまで7時間、そこから車で約1時間。















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