アンジェ城 Le Chateau de Angers
ロワールの城の中で中世の城壁の面影を色濃く残す城


*メーヌ川岸に広がるアンジェは、アンジュー地方の昔の首都で、ワイン産地としても有名な活気にあふれる都市。
*アンジェ城は1228年から約10年かけてルイ王により造られたもの。
*黒味を帯びたケツ岩と、縞模様を描く白色の石材による建築は、封建時代の典型的な様式となっている。
*城壁には約50mの高さを持つ17基の円塔が、1kmも続いている。
*これらの塔上にはかつて建物が乗るような形の構造だったが、アンリ3世の時代に上部のみが撤去された。
*城塞北側に建つ最も高い塔が風車塔。ここに上ればサン・モーリス大聖堂やサン・トーバン教会をはじめ市街やメーヌ川岸などを一望できる。
*また、見事な模様を描く整形された庭園を見下ろすこともできる。
*城内にある「黙示録の壁掛け」は、14世紀に制作された装飾用の壁掛け。一部を消失する前は130mの長さだったといわれる大規模なもので、祭礼に使用されていた。また、キリストの受難を描いた「千花図タピスリー」など貴重な品々も保管されている。kbt