概要

クロアチア最大の観光地で、「アドリア海の真珠」と呼ばれる海に突き出た旧市街が見どころとなっている。7世紀初頭、スラブ人による略奪から逃れるためにアドリア海の小島に避難した人たちと対岸の内陸部に住み着いていたスラブ人が合併してできあがった町。その時に島と内陸をつなげて半島ができあがった。15世紀にはベニスと並ぶ貿易都市として栄えた。城壁に囲まれている旧市街は、1979年に世界遺産に登録されている。メインストリートとなるプラツァ通りの周囲に細長い路地が延び、オレンジ色の瓦屋根の家並みが並ぶ美しい。ドブロブニクへは鉄道がなく、空路、バス、フェリーでアクセスする。 クロアチア最大の音楽祭が7月中旬〜8月中旬に開催される。


アクセス
空路
ザグレブから国内線で50分、ヨーロッパ主要都市からも直行便か運行されている。


主な見どころ
プラツァ通り Ulica od Placa
昔は海の海峡だったところ旧市街中心を東西に走る直線の大通り。ピレ門 Gradska Vrata Pile からルジャ広場 Luza trg まで大理石が敷き詰められていて、ショップやカフェなどが並ぶ。通りの左右には細い路地が数多く延びている。湧き水が味わえるオノフリオの噴水 Velika Onofrijeva Fontana がピレ門近くにある。

フランシスコ会修道院 Franjevacki Samostan
城塞の外にあった修道院は14世紀になって現在の場所に移転された。内部には、修道僧の姿が描かれているロマネスク様式の回廊や、1391年に開業した古い薬局、薬学博物館などがある。

ドミニコ会修道院 Dominikanski Samsotan
13世紀にドブロブニクに来たドミニコ会派によって15世紀に建てられた修道院。

プロチェ門 Vrata od Ploca
近くにあり、ロマネスクやゴシック、ルネッサンスなど各様式が見られる。現在、内部は中世の宗教画や宝飾品などを展示する宗教博物館となっている。

大聖堂宝物館 Katedrala Riznica
12世紀初めに英国リチャード王が建てた大聖堂は、17世紀にはバロック様式で再建された。聖堂内には宝物館があり、中世に貿易で繁栄したドブロブニクを物語る財宝が展示されている。『聖母被昇天』は15世紀のイタリア人画家ティツィアーノが描いたもの。

グンドリッチ広場
中心的広場、詩人イバン・グンドリッチ像)
市場が立つ

オノフリオ噴水
山からの清い水を取って、伝染病予防をした

スポンザ宮殿
古文書館になっている。

ドブロフニク旧総督邸

ロブリッツァの砦;

スルジ山
標高412m、旧市街が一望できる。 旧市街の入り口近くの乗り場からロープウエイで上がることができる。 独立戦争で旧ユーゴ連合軍に破壊されて姉妹、20年間崩壊したまま放置されてきていたが、2010年7月にモダンなガラス張りのゴンドラのロープウエイが完成した。



(ラキア)
この地方特産の果物・薬草を漬け込んだ強い酒