●ブドウやオリーブの畑、カリフラワーなどの野菜の畑が広がる平原の中に浮かぶ凝灰岩の山の上にある町。
●エトルリアの時代には広い地域を支配し、ティレニア海に港を構える強大な海運力を誇っていた。
その当時に港が,
アルシウムAlsium(現在のラデイスポリLadispoli)
ピルジPyrgl(現在のサンタ・セヴェラSanta Severa)
プ二クムPunicum(現在のサンタ・マリネツラSanta Marinella)
●チェルヴェッテリはエトルリア時代はキュスリュKysryと呼ばれていた。
●古代ローマ時代になってカエレCaereとなり,港湾地域の発達とともに誕生当時の旧市街を古い力エレ(カエレ・ウェトウスCaere Vetus)から派生して現在の地名が生まれた。-旧市街は後期エトルリア時代の土台を基礎にした城壁に囲まれた中世の城 Castelloがあり、その中に広場に面して
サンタ・マリア教会Santa Maria
ルスポリ館 Palazzo Ruspoli
国立博物館 Museo Nazionale Cerite
が建っている。
●チェルヴェッテリで最も興味ある見所は近郊バンディタッチャのエトルリアの時代の墳墓ネクロポリNecropoli della Banditaccia。



アクセス
鉄道
ローマ・テルミニ駅からチヴィタヴェッキア行き、ピサ行きなどでラディスポリ駅 Ladispoli駅下車、約45分 ほぼ30分間隔。
駅前からチェルヴェッテリ行きバス。10分
バス
地下鉄A線コルネリア駅のバスターミナルからラディスポリ・チェルヴェッテリ行きで終点。ほぼ30分間隔、約1時間。日曜・休日は運転間隔が開く。


見ところ
チェリーテ国立博物館 Museo Nazionale Cerite
エトルリア文明特有の陶器、壷、骨壷・埋葬品・青銅装飾品など周囲の古墳群から発掘した埋蔵品の展示。
特に注目されるのは、もう湾で栄えた都市であったため、ギリシャやオリエントとの接触や交易の事実を証拠づける陶器などである。
9時〜14時,月曜休館。


近郊の見どころ
パンティタッチやのエトルリア墓地遺跡 Necropoli Etrusca della Banditaccia(世界遺産) 
北へ2kmのパンティタッチヤの丘に広がる広大な考古学地区。
円形の台の上に土を盛り上げた塚(トウムロ)が通りに沿って並び、エトルリア時代の生活がそのまま再現されている。
2,000以上発掘された、さまざまな形の墳墓建築が広がり、エトルリア人の墓の変遷を見ることが出来る。
5月〜9矧ま9時〜19時,10月〜4月は9時〜16時,日曜休み。
チェーリCeri 
チェルヴェッテリの東12km。13世紀に造られた狭間付きの城壁に取り囲まれた町。
「カエレ」の住民が避難した場所であった。
見どころは
トルロニア館 Palazzo Torlonia:15世紀のもの。
教区教会:中世のフレスコ画の一部と教皇フエリックス2世の墓。