(モンテロッソ アル マーレ・フォトギャラリーPhotoこちら)

概要
チンクエ・テッレは“5つの土地”の意味で、5つの村の総称。西から
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モンテロツソ Monterosso
ヴェルナッツアVernazza
コルニーリアCorniglia
マナローラManarola
リオマッジョーレRiomaggiore
●この一帯は、岩壁でリゾーチ地として適していないため漁村のままになっている。
これらの地域をこのまま残そうとして、ユネスコは5つの漁村を世界遺産に指定している。
海にせり出す切り立った崖になっており、斜面の上の方は、棚田式のブドウ畑、下の方はオリーブ畑になっている。
●村人たちは、入江近くや谷間、険しい尾根の上に残されたわずかな土地にしがみつくように家を建て、暮らしている。
●漁業とブドウやオリーブ栽培が中心だったが、世界遺産に登録されていかにわかに観光客が増え、今では一年中観光客の途絶えることがないほどの賑わいで、小さな村々の海辺は静けさがないほどだ。
●多くの村人が貸室を提供している。細い道に「部屋 Camere」あるいは「貸室 Affittacamere」の小さな看板が目に付く。
それぞれの村は鉄道でつながっているが、トンネルが多いため、車窓から眺めるのはほんの一瞬になってしまう。
近くのジェノバかラスペッチアから一日掛けて鈍行で一つずつの村を訪れることをお奨めしたい。
●東端にあるリオマッジョーレから隣のマナローラまでの約1kmは、「愛の小道Via dell'Amore」と名づけられた遊歩道が一番人気のポイントだ。徒歩で約30分のコース。
東のリオマッジョーレから西のモンテロッソまでは全長12kmの道のりで歩くと約5時間程かかる。
海岸沿いの青く澄んだ海を見降ろす風景が続く道は整備されて歩けるが、かなり厳しい場所もある。
モンテロッソからヴェルナッツァまでの4kmは美しい風景もなく険しい道のりとなっている。
●チンクエ・テッレは甘口の白のデザート・ワインが有名で、「シヤッケトラSciacchetra」「モラスカMorasca」「キアレット・デル・ファーロChiaretto del Faro」などが知られる。
●各村で栽培されているレモンから作るリキュールの「リモンチーノlimoncino」も名産品の一つだ。
●チンクエ・テッレを巡るのには、ジェノヴァかピサ、またはその周辺のリゾート地への滞在が便利だ。終日かかるので、少なくとも2泊しないといけない。
海からの眺望を希望なら、ラスペツィア滞在が便利だ。
フィレンツェからは直通がなく、ピサ乗り換えとなる。
●チンクエ・テッレ:http://www.cinqueterre.it(英語あり)。


アクセス
鉄道
ジェノバとラ・スペツィアを結ぶ鈍行がほぼ30分おきに運行、約60分各駅に停車する。
1日券チケットBiglietto Giornaliero Cinque Terre(2.85)を利用すると、モンテロツソとラ・スペツイアの間は乗り降り自由で便利だ。




4月〜11月1日は、ラ・スペツイアから、コルニーリアを除く4つの村の間を行き来する船のシャトル便が運航されている。
「村巡り」1日チケットもある。
同じ船会社でボルト・ヴェーネレとラ・スペツイアからチンクエ・テッレまでの遊覧船も運航している。
サマーシーズン(6〜9月)には、ジェノヴァからチンクエ・テッレまで運航されている。7〜9月は1日3〜6便、6月は週末のみの運航。フェリーと双胴船(カタマラン)がある。


チンクエ・テッレは、車が入り込めないところで、車は村の入口で駐車し、1km以上を歩くことになる。