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●長靴の形をしたイタリアのアドリア海側に突き出しているのがガルガーノ半島。
地質的にはイタリア半島を背骨のように走るアペニー山脈と全く独立している。
現在は半島であるが、かつては島であり、アペニー山脈から流れてくる川が運んで来た沖積土によって本土につなげられたのである。
●半島は長さおよそ65km,幅40km,面積は2015kuでプーリア州全体の面積の10分の1以上になり、ガルガーノ国立公園Parco nazionaledelGarganoとなっている。
半島の東端は森でおおわれている。高原のやせた牧草地や荒れ地には、羊や山羊や黒豚の群れが放牧されている。
●半島部分は白い石灰岩の段丘で、カルヴォ山(標高1065m)とのモンテネ一ロ山(標高1014m)まで達している.
●2つの山は東海岸では険しく海に迫り,切り立った岩礁や荒涼とした入江を形成している。北側斜面の丘陵伝いではオリーブが密生し,柑橘類,ブドウ畑,果樹園など広がる.
その中に2つの広い海岸湖ヴァラーノ湖とレジナ湖を形作られている。
海に切り立った断崖には張り付くように家々が建ち並ぶ。
●近年になって、海岸部に観光客が集まるようになり、次々とリゾートタウンがづくられ、小さな宿泊施設などができている。
半島の中で最も著名な地は山中にある聖ミカエル信仰発祥の地モンテ・サン・タンジェロで、いつも多くのの巡礼者や旅行者で賑わっている。



ガルガーノ半島のおもな町
●モンテ・サンタンジェロ Monte Sant'Angelo
●マンフレドニア Manfredonia
●ペスキーチ Peschici:

漁師町、そして海水浴地でもある。海に突き出た岩尾根の上のすばらしい景勝地を占めている。
●ローディ・ガルガニコ Rodi Garganoco
●サン・ジョヴァンニ・ロトンド S.Giovanni Rotondo
●ヴィエステ Vieste
●マッティナ一夕 Mattinata:

山々に囲まれ、オリーヴの植えられた平野の真ん中に、光り輝く斑点のように見える大きな村。