標高 694m。
人口 約4,900人。
カラブリア州コゼンツア県。


概要
カストロウイツラリ Castrovillariから西へ7km入ったところ。
カラブリア州にも、こんなに美しい町があるんだと改めて感嘆するようなところだ。
イタリアで最も美しい村の一つとして、イタリア観光旅行協会から「オレンジ・フラッグ Bandiera arancione」の称号を受けている。
カラーブリア州ではモラーノだけである。

Morano CalabroのカラブロCalabroは、ポーから流域のMorano sul Po.
と区別するため、1863年に付け加えられたもので、この地元では単にモラーノ Moranoだけで通用している。

山の形が美しい円錐形をした小高い丘の斜面に、標高700mの山頂から麓まで、ぎっしり凝縮され、隙間なく建物がはめ込まれる。

斜面に建つ家々は一軒一軒が独立せず、隣り合う建物と複雑に絡み合って一つの構造
体となっている。
そんな家々を縫うように、細い路地と階段がつづく。だから、家の中をくぐるように路や階段が通っている。
下層部分からから山頂上地域までは標高差が300m近くあるので、高齢者には結構きつい。
山頂にはノルマンの城砦と聖ピエトロ・パオロ教会が少し離れて左右に建っている。
山の頂上近くには廃屋になっている家もあるが、大部分の家には人が住んでいる。

モラーノは羊乳からのチーズ作りが盛んな土地で、モッツァレッラ mozzarellaをはじめおいしいチーズが作られている。
背後を囲むポッリーノ山からは自然水が豊富に提供され、土地も豊かで、斜面にもかかわらず、ところどころに水飲み場がある。。



モラーノ・カラブロへのアクセス
アクセスの決していいところではない。ナポリなどで、ツアーに参加する方が便利だ。
時間的に余裕があれば、コセンツァなどに滞在して、ツアーを探すといい。
最も便利なのが長距離バスだが、いずれの町からも本数が少ない。

バス
カストロヴィッラリから約15分、ほぼ1時間間隔(季節により変わる)

長距離バス
ローマ・ティブルティーナ駅前のバスターミナルから1日2便約5時間。
(1便は夜行)。
バスはさらに先へ行くので、モラーノの麓の幹線道路を通るだけなので、旧市街地の中へはカストロヴィッラリなどからくる近距離バスの荷り替えないといけない。

鉄道
ローマ、ナポリからシチリア方面行きの本線でサプリ Sapri下車、
ナポリからはIC特急で1時間45分。
バスターミナルからバスで約1時間半。運行本数が少ないので時間的に余裕を持って行かないと接続できない。



モラーノ・カラブロの見どころ
旧市街散策が一番いい。
岩をくりぬいて通した道沿いにひしめきあって建つ小さな家並みやところどころにある貴族の邸館などが見られる。

サン・ベルナルデイーノ教会 S.Bernardino
15世紀の建造のコシック様式のファサード。

マッダレーナ聖堂参事会付教会 Collegiata della Maddalena 
外観はバロック様式だが創建は中世初期で,美しい丸屋根と鐘楼はマヨルカ焼の多色陶板でおおわれているもの。

サン・ニコラ教会 S.Nicola
山の中腹にある5世紀の建築で,扉ロはコシッフ様式。内部はパロック様式である。

ノルマンの城砦 Castello Normanno-Svevo
山頂の右側に位置する12世紀に造られた城。
コッシレ渓谷を一望できる。
1515年にはフリードリッヒ2世によって、ナポリのヌオーヴォ城を参考に増築された。

聖ピエトロ・パオロ教会 Santissima Pietro e Paolo
山頂の左側、城砦のやや下にある、モラーノでも最も古い11世紀の教会()
パロック期に改修されている。
ピエトロ・ベルニーニ作の像が祭壇上に置かれる。
内部にはジャン=ロレンツオGian Lorenzoの父,ピエトロ・ベルニーニPietro Bernlniによる作の彫刻像2休が祭壇上に置かれる。



モラーノ・カラブロ周辺の見どころ:
ライーノ・ボルコLaino Borgo
国道19号線を北西に39.5km。

ライーノ・ボルゴ
ラオ川fiume Lao右岸の標高271mの地。
パロック様式のサント・スビリトS.Spirito教会内には彫刻装飾を施した18世紀の内陣席と,ジョヴァンニ・バルドゥッチGiovanni Balducci作の油絵「聖母と詩聖人」(1644年)がある。

ライーノ・カステッロLaino Castello
中世の町で,1982年の地震で無人化している。
近くのラオ川には高さ145m,長さ1161mのサレルノ〜レ、ソジョ・デイ・カラブリア自動車道路のイタリア高架橋viadottoIta liaがかかっている。