エストリルから海辺を西へ5km。エストリル同様のリゾートだが,漁村の面影も残す古い町。
魚市場ではセリの声が響き,日常生活とリゾートが混然一体となった魅力がある。
町には英語の看板が目立ち,海岸近くに色鮮やかな小舟が浮ぶ。広場にはレストランやカフェのテーブルが並び,一年中賑わい,船着き場では漁師が網を繕い,漁船の手入れをするのどかな風景が見ら
れる。
市街から南へ2km,地獄の口Boca do Infernoは,断崖に開いた洞穴に大西洋の荒波が打ちよせ,海辺のリゾート,カスカイスともに砕け散る所。遊歩道から覗くことができる。
また,地獄のロヘの途中にカストロ・ギマランイス伯博物館 Museu Conde de Castro Guimaraes(10:00−17:00,月曜休館)があり,19世紀の貴族の館がそのまま公開されている。図書館でもあり,16世紀のリスボン港などが描かれた「アフォンソ・エンリケス年代記」などがある。


町を歩く
カスカイスは町そのものを楽しむ所で,オープンカフェと漁船が隣り合う支庁舎前の10月5日広場や,ロタ広場を中心に,商店が並ぶモザイク歩道のフレデリコ・アロウカ通りなど,気ままな散策に向く。
支庁舎前から城砦に向かう道から見る,
カラフルな漁船の浮ぶ湾の風景もいい。



(参考資料;ポルトガル政府観光局)