温泉療養で知られた歴史ある町
ボルトの北東約170km。タメガ川河畔の温泉療養で知られた町。
ローマ時代にはブラガ(ブラカラ・アウグスタ)とスペインのアストルガ(アストウリカ・アウグスタ)を結ぶ交通の要衝として栄え,2世紀,ローマによってタメガ川に架けられた橋は今もそもまま使われ,橋の中程にローマ時代の里程標(マイルストーン)が残る。
ポルトガル独立後は対スペインの要塞都市となり,14世紀にディニス王がローマの要塞跡に城が再建,後に最初のブラガンサ公
爵の住居となった。現在は四角の塔と城壁
跡が残っている。
17世紀バロック様式のミゼリコルディア教会の内部は,聖書とキリストの世界を描いた壮大なアズレージョに覆われている。
教会前のペロウリーニョはマヌエル様式。
教会前の通りを歩くと,狭い路地沿いに装飾した木製のベランダの窓を持つ家が連なっている。
シャーベスの南西約15kmにあるヴイダーゴは,標高350mにあるスパ・リゾート。ゴルフ場や緑濃い静寂に包まれた高級ホテル,ヴイダーゴ・パラセがある。
シャーベス近郊は,上質のスモークハム(プレズント)の産地である。
(参考資料;ポルトガル政府観光局)