ヨットマンのパラダイス
島の名前は,島中に生えている潅木のようなブナの木にちなむ。
島の中央にそびえるカペソ・ゴルド(標高1043m)は,海に向かってなだらかなスロープを見せる。カペソ・ゴルドは1672年以来火山活動を休止しており,肥沃な土地に恵まれ緑が豊かな島である。牧畜が盛んで,初夏にはアジサイが島中に咲く。
南東にある要塞の町オルタが島の中心で,旧市街,海に突き出たモンテ・ダ・ギアなどが見どころ。ビーチは火山島に特有の黒砂だ。港はヨットマンのパラダイスで,アゾレス諸島ではベストのひとつと言われる。ボートトリップの出発点でもあり,島の一周は変化に富む景色を堪能できる。周辺の村々では伝統的な刺繍や篭つくりも行われている。