リスボンの南西約1000km,
アフリカ沿岸から約800kmの大西洋上のマディラ諸島は,4つの島からなる火山諸島。
年間を通じて温暖な気候はさまざまな花を咲かせ,火山がもたらした特異な景観とともに,「太平洋の真珠」「洋上の庭園」などと呼ばれ,ヨーロッパ屈指のリゾートとして早くから開発が進められてきた。
マディラ島とボルト・サント島にはそれぞれ国際空港がある。
新大陸発見に先駆けて,ポルトガル人の入植が進み,歴史的な建築物も多い。
人が住むのは,諸島最大で中心となるマディラ島とその北東40kmのボルト・サント島。
ほかに鳥の保護区となっているデザルタス島、セルヴアージェンス島などがある。
マディラワインで知られるマディラ島は,新鮮なシーフードにも恵まれている。