ポルトガル最高峰が波間に映る
面積が433kuのピコ島は、ポルトガルの最高峰ピコ・アルト(ピコ・グランデとも呼ばれる、2351m)に由来している。ピコとはピークの意味である。活動を続けている火山で、その美しいシルエットを大西洋の波間に映す。ガイド付きの周遊ツアーがあり、島の西端にある、ピコ島の中心となる町マダレナを起点とすると便利だ。
島東部にはピコ・トッポ(1633m)があり、溶岩地帯が点在している。
主産業は穀類だが、ワインが急成長している。18世紀末からはマッコウ鯨の捕鯨基地としても知られ、ラジェスの港は当時の面影をとどめている。今ではホェールウォッチングが人気を集めている。