マディラの人々の保養地
マディラ島の北東40kmのボルト・サント島は,面積42ku,人口約5000人。
マディラ島と対照的に山が低く,乾燥している。
最高地点で517m,南の海岸には7kmに及ぶきれいな砂浜が広がる。
ザルコはマディラ島に着く前に,1418年ストームを避けてこの島に着き「ボルト・サント(聖なる港)」と名づけた。
 ボルト・サントの産物は,穀類とトマト,メロン,西瓜,ブドウなどで,甘い白ワインがつくられている。またこの島の水に含まれるミネラルには薬効があるといわれ,本土などに輸出している。
 フンシャルとは空路なら12分,ボートでは1時間半で連絡しているが,島内交通の便はタクシーのみ。
観光客用の施設は少なく,マディラの人たちの保養地となっているのどかな島である。
島の中心の町ヴィラ・バレイラは,ヴィラ・ド・ボルトサントとも呼ばれ,コロンブスが住んだ家が残されている。
ヴィラ・バレイラから東へ,丘に風車が見られる。