中世から続く漁港・造船の町
ボルトの北約20km,大西洋に注ぐアベ川の河口にある小さな町。
人口約20万人で中世から漁港,造船の町として知られる。ピロウ・レースでも有名だが,近年は北隣のポボア・デ・ヴァルジンPovoa de Varzimとともにシーサイドリゾートとしても注目され,カジノがある。
最大の見どころは,町を望んで建つサンタ・クララ修道院 Convento de Santa Clara。
18世紀の建物だが,ポルトガル王ディニスT世の庶子,アフォンソ・サンチェスによって1318年に建てられたゴシック様式の要塞教会は,ほぼ当時の状態をとどめている。
ここから町と川,西に大西洋が眺められ,教会西側には美しいバラ窓がある。
修道院に水を運んだ18世紀の水道橋やサン・ジョアン・バプティスタの要塞,16世紀のマヌエル様式のマトリス教会Tgreja Matrizも要塞教会,教会前広場のペロウリーニョなど,他にも見どころが多い。
(参考資料;ポルトガル政府観光局)