概要
ケンブリッジから東へ約40km。サフォーク州の西部にある町。7王国時代にイースト・アングリア王国の首都だった

9世紀後半にデーン人に殺害されたイースト・アングリアの王、聖エドマンズを祀った修道院が建設された。13世紀にジョン王の失政に業を煮やした高位聖職者や大地主がここに集まり、1215年の「マグナ・カルタ(大憲章)」への署名を突きつけることにつながったと言われている。

多くの巡礼者が訪れた修道院を中心に町は拡大し、14世紀には毛織物産業で栄えた。しかし、16世紀の宗教改革で修道院は破壊され、今は廃墟となっている。聖エドマンズ大聖堂は、20世紀に入ってから建造されたもの。

現在のベリー・セント・エドマンズは、大手のグリーン・キングをはじめとしたビールの醸造や、ビートを使った砂糖の生産が主要産業になっている。kbt