概要
イギリス海峡に面した町。ノルマン・コンクエストの過程で起きた「ヘイスティングスの戦い」でその名を知られる。

デーン人の侵略から母の故郷ノルマンディーに逃れていたエドワードは、クヌートとの共同統治を経て、1042年にイングランド王に即位した。そしてエドワードが亡くなると、義弟のハロルドが王位についた。
しかし、エドワードの従兄弟であるフランスのノルマンディー公国の王ウィリアム(ギョーム)が継承権を主張し、両者が激突する。1066年10月、ウィリアムの軍勢はヘイスティングス付近に上陸。その内陸の丘で陣を構えたハロルドと戦闘となった。装備はハロルドが優勢であったが、ウィリアムは敵の陣形を崩すことに成功し、ハロルドが戦死したことで勝敗は決した。ウィリアムはロンドンのウエストミンスター寺院で戴冠し、ノルマン・コンクエストが成立した。

町を見下ろす丘の上に彼が築いたとされる城の遺構が残っている。kbt