概要
スコティッシュ・ボーダーズはスコットランド南東端のニュータウン・セント・ボスウェルズを首府とする行政区画であるが、広義ではイングランド部分を含むスコットランド境界線一帯を指す。

スコットランド独立戦争をはじめ、歴史上で度々戦場となり、街が破壊されることもあった。しかし、住民たちは自らを「ボーダラーズ」と呼び、その歴史をくぐり抜けたことを誇りとしている。

この地方の村メルローズにはロバート1世の心臓が埋埋葬されたことで知られる修道院の跡がある。デビッド1世の命を受けたシトー会によって1136年に設立されたが、16世紀にイングランド軍によって破壊され、その後は衰退して廃墟となった。現在は往時の建築構造が復元されている。

また、メルローズの郊外のツイード川の南岸にあるアポッツフォード・ハウスは19世紀の歴史小説家ウォルター・スコットが過ごしたところ。内部の見学可能で、豪華な装飾や調度品を見ることができる。kb

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