トルクメニスタンの歴史

略史

人類最古の農耕集落遺跡のひとつアナウ遺跡(アシガバード郊外)
紀元前2(3?)世紀頃のパルティア王国(漢名「安息国」)の発祥地ニサ遺跡。またこの時代現在のアシガバードの位置に小さな集落があった。
サーサーン朝ペルシア。

6世紀        遊牧のトルコ系民族。
7世紀        ウマイヤ朝・アッバース朝
9世紀        サーマーン朝。
            セルジューク朝、ガズナ朝、ホラズム王国。
13世紀        モンゴル帝国侵攻。イル・ハン国。ティムール朝。
15世紀頃       トルクメン人の民族形成
16世紀〜       ヒヴァ・ハン国、ブハラ・ハン国、サファヴィー朝など絶えず侵略される。
1869年       帝政ロシア軍、カスピ海東岸に上陸。
            クラスノヴォーツク(現トルクメニスタン領)の基礎をおく
1880年〜      1888年ザ・カスピ鉄道開通。ロシア向け綿花栽培の拡大。
1881年       ギョクデペの戦い(ロシア軍とトルクメン人の激戦)。
            帝政ロシア軍がアシガバートを占領し基地を築く。(ニコライ1世時代)
1882年        帝政ロシアにより、カフカス総督管区内のザ・カスピ州とされる。
1885年        ロシア帝国によるトルクメニスタン征服完了
1910年頃〜     ロシア綿工業の原綿の供給地となる。
            (現在も繊維工業や綿花栽培は主要な産業となっている)
1916年〜1918年  反ロシア大暴動(バスマチ運動)。
1924年       中央アジアの民族・共和国境界画定により、トルクメン・ソヴィエト社会主義共和国成立
1990年8月22日  共和国主権宣言を行う。
1990年10月27日  ニヤゾフ大統領就任
1991年10月26日  国民投票でソ連からの独立に94.1%が賛成し、翌10月27日共和国独立宣言。
1992年5月      ロシア・CIS諸国との集団安全保障条約の署名を拒否。
1992年5月16日   大統領権限を強めた共和国新憲法採択
1992年6月      大統領選でニヤゾフ大統領が99.5%の支持で再選。
1995年12月     国連総会において「永世中立国」として承認される。
             ニヤゾフ大統領は個人崇拝による独裁体制をしく。
1999年12月28日  議会の全会一致によりニヤゾフ大統領が終身大統領に
2002年11月25日  アシガバートで大統領の車列が銃撃を受ける。警護員1人が重傷。
2006年12月21日  ニヤゾフ大統領死去
2007年2月14日   大統領選の結果、89.23%の得票率を獲得したベルディムハメドフ大統領代行が、
             正式に第2代大統領に就任。
2012年2月      ベルディムハメドフ大統領再選