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別名ティラ島（Thira）。 概要 キクラデス諸島の最南端に位置する三日月状の形をした島。 面積は約76平方km、人口は約8千人となる。 紀元前2世紀にはキクラデス文明の中心地であったが、紀元前1450年頃の火山の噴火により島の中央部が海に沈んでしまった。 この時に発生した断層部が三日月形の内側に断崖絶壁を形成し、その自然景観の美しさで多くの観光客を集めている。 中心になるフィラの町をはじめ島全体がリゾートタウンとなっている。 町にはホテルやレストラン、カフェなどが並び、ほとんどがヨーロッパ各地からのリゾート客でのんびりしている。 夕暮れ時にオープンするサンセットバーもあり、お洒落な雰囲気に満ちている。 北端にあるイアの町は、夕景が素晴らしいことで有名で毎夕大勢の人たちが集まる。 ピルゴス村から上るプロフィティス・イリアス山の頂からは島内を一望できる。 東部のティラの町は、紀元前のドーリス人により繁栄を極めた場所で、遺跡が残されている。 フィラから16km離れたアクロティリ遺跡は、ミノア文明の町が火山噴火により土中に埋まってしまった廃墟となっていて、現在も発掘調査が続けられている。Qkbt アクセス 空路： アテネから国内線で1時間で直行便がある。シーズンによって異なるが毎日2〜3便。 また、ミコノスからも運航している(毎日ではない）ので、組み合わせて巡ることもできる。 EU内の主要国からも週末だけ直行便が就航している。 空港； サントリーニ空港 Thira Airport (JTR) 空港の行き先表示もThiraになっている。 フェリー： アテネ・ピレウス港からフェリーで８〜９時間。 フィラの南約4ｋｍのアティニオス港に着く。バスでフィラまで約20分。 フェリーの予約は事前に旅行会社から手配しておいた方がいい。 ピレウス港ののりばは船会社により異なるので、港へのタクシーでもわからないことがある。タクシーに料金を払う前に確かめるべきだ。 クルーズ ピレウスからの3〜4泊のクルーズでもほとんどの船会社が寄港するようになっているが、沖から艀で港まで往復するため、実質滞在時間が少なく、港周辺の中心の町フィラの町周辺の散策だけになる。フィラFiraは、港の桟橋から高さ約300mの崖にあり、港から一人ずつロバに乗って上がるか、ケーブルカーで上がる。 見どころ 観光するというより、ゆっくりリゾート気分で白亜の家並みの連なるの島の雰囲気を味わうのが最高なのだが、一日かけて島のすべてを見てしまうようなコースもある。 終日コース アクロティリ遺跡見学ののち アティニオス港から船で沖に浮かぶ小島ネア・カメニで下船して火口まで歩く。 となりの島パレア・カメニでは海の中に沸く温泉へ船から水着で飛び込むこともできる。-アクロティリ遺跡 フィラから10ｋｍ、BC1500年ごろの噴火で歴史から消えたミノア文明遺跡。