概要 カルパチア山脈のブチェジ山中腹にある景勝地。 ブカレストにも近く、夏の避暑地、冬のスキーリゾートとして観光客が集まる。 17世紀のシナイア僧院建立から始まった町は、その後ブカレストの王侯貴族の別荘地として栄えた。 この時の小さな館が市内に点在しており、現在は宿泊施設として利用されている。 見どころ シナイア僧院 Manastirea Sinaia 町の名前の由来となっている僧院は、17世紀にワラキア公カンタクジノがここを訪れたことを記念して建てられたもの。 正面にある新しい建物は19世紀にルーマニア王国の皇帝となったカロル1世が建てたもの。それ以外は、見事なフレスコ画とともに当時の姿のまま残されている。 ペレシュ城 Castelul Peles 1875年カロル1世が建てた夏の離宮。 壮麗なドイツ・ルネッサンス様式の建築が特徴的。 庭園から望むシナイア渓谷も美しい。宮殿内ではカロル1世が収集した美術品や宝飾品、中世の武器などが展示されている。(TA) |