概要 鉄道が発達していないトルコでは都市間の移動の主役は長距離バスとなっている。 -道路事情が少しずつではあるが整備され、時間的にも短縮されている区間もあるが、日本の2倍もある国で、しかも最大都市イスタンブールが国の西端に位置するため、年間の所要時間も2-3時間で行けるところは少ない。 半分以上は夜行バスとなっている。 -イスタンブールやアンカラとは中小都市までも直通運転されている。もっとも途中で経由する町へは、バスターミナルに立ち寄っていくところもある。 -運行するバス会社も複数あり、全国を広く網羅しているところと、イスタンぶーぶ・アンカラ間のみというように限定的なところがある。地方都市ほどバス会社の数は少ない。 競争の激しいイスタンブールでは、同じ区間を運行するものでも、料金やサービスに大きな違いがある。しかも運行本数も15分間隔などと非常に頻度が高いのが特徴だ。 おもなバス会社 広い地域をカバーしている大手のバス会社は以下のものがある。 -メトロ Metro: 最大の会社で全国を網羅している。 -ワラン Varan デラックスな車両が売りで、運賃はやや高め。 -ウルソイ Ulusoy 黒海地方を細かく網羅している -ハス Has -カーミル・コチKamll Koc ブルサを拠点にエーゲ海、地中海沿岸への便が多い。 -パムッカレ Pamukkale エーゲ海、地中海沿岸部への便が多い。 イスタンブール発着の主な区間のバス所要時間 -アイヴアルク Ayvalik(570km):8時間 -アランヤ Alaanya(840km):16時間 -アンカラ Ankara(450km):5〜5時間30分 -アンタクヤ Antakya(1115km):18時間 -アンタルヤ Antalya(725km):12時間 -イズミール Izmir(610km):8時間 -イブサラ Ipsala(246km):4時間 -ヴァン Van(1642km):23時間 -エルズルム Erzurum(1225km):19時間 -エディルネ Edirne(235km):2時間30分 -カイセリ Kayseri(772km):11時間 -カジアンテップ Gaziantep(1136km):17時間 -カシュ Kasi(1090km):2時間 -ギョレメ Goreme(725km):11時間 -クシヤダス Kusadas(700km):l9時間30分 -コンヤ Konya(660km):10時間 -サムスン Samsun(737km):12時間 -チャナッカレ Ganakkale(340km):5時間30分 -ディヤルバクル Diyarbakur(1373km):21時間 -デニズリ Denizli(夏季のみパムッカレPamukkaleまで運行)(665km):12時間 -トラブゾン Trabzon(1110km):8時間 -フェティエ Fethiye(980km):12〜14時間 -ブルサ Bursa(230km):3時間 -ボドルム Bodrumi(830km):3時間 -マルマリス Marmaris(900km):13時間 イスタンブールの2つのバスターミナル(オトガル) アジア側の都市からイスタンブールへ入る場合には、ボスポラス海峡の大橋周辺が常時渋滞しているため、時間がかかる。 大きな荷物がない場合には、バスが必ず立ち寄るアジア側のバスターミナル(オトガル)のハレム・ガラジュHerem Garajiで下車し、すぐそばのハレム埠頭からフェリーで旧市街へ渡った方がいい。 ハレム・ガラジュはハイダルパシヤ鉄道駅 Haydarpasaの2km北西に位置する。 エセンレルEsenler Garajiオトガル・ガラジュ エーゲ海・地中海方面のバスの多くはこのターミナルから発着する。 アナトリアの東部方面の便も多くここから運行される。 アンカラ便はここからが多い。 タクシム広場から西へ約10kmに位置する巨大なターミナルで、切符売り場だけでも160数か所ある。 バス会社同士の客の奪い合いが激しい。慣れていないと、強引に引き込まれてしまう。 市内の旅行会社で予約した方がゆっくり比較できる。 http://www.otogaristanbul.com.tr. ハレム・ガラジュHerem Garaji アジア側のバスターミナル(オトガル) アナトリアの各地方への便の一部がこちらから発着する。 大きな荷物がある場合には、ボスポラス海峡を渡るのが大変なので、エセンレルからの便を選択したほうがいい。 |