概要
ギョレメからアヴァノス方向へ2kmに位置する静かな村。
カッパドキアで最も古くから人が住んでいる地区の1つである。
家々の壁を飾る壁画を見れば、ここがその昔いかに美しい村であったかを想像することができる。


見どころ
洗礼者ヨハネの教会
要塞の頂上付近にあり、カッパドキアでも最古のものの一つに数えられる。
5世紀に建造されたと推測され、非常に損傷が激しいものの、ヨハネの断頭、サロメの舞などの場面は今だに鮮やかである。
ギョレメで生まれた皇帝ディオクレティアヌスの統治下でマラティアで殺害された聖ヒエロンの手が保存される教会としても知名度が高い。
ビザンチン時代に同聖人に属する貴い品々を預かったこの教会の装飾を見ても、ここがいかに重要な位置を占めていたかがうかがえる。
チャヴシン教会(プユック・ギュヴュージンリック)
チュヴシンで2番目に重要な教会で、ビザンチン皇帝ニケフォラス・フォカスに捧げられたもので、「大きな鳩小屋」と呼ばれている。
「マケドニア・ルネッサンス」期の一例で、天井があり、非常に高い単拝廊、丸天井、3アプスから構成されて、皇帝の来訪と名誉を祝してフォカスとその家族が北側後陣に描かれている。