概要

人口15万人
アンカラから東北東へ約250km、チョルム川分流の沖積平原に広がる、チョルム地方の中心都市
トルコの中でここだけという、ヒヨコマメ産地である。
ヒヨコマメはトルコ料理には大変使われる食材で、特に中部アナトリア地方の料理には種類が多い。
収穫期にはトルコ各地からこの町に買い付けに来ており、マーケットは取引でにぎわっている。
単なる豆として売られているだけでなく、挽いて袋詰めされており、挽き方の基準も細かく分類されたものが取引されている。

町の発祥は古く、4000年前から人々はこのあたりに住んでいた。
ヒッタイトの首都があったボアズカレあたりまで南へはわずか100kmあまりの地である。
ヒッタイト遺跡をしっかり見ようとする向きには、最寄りのボアズカレの町には十分な宿泊施設がないから、このチョルムの町に滞在がおすすめだ。
もっとも、ここからヒッタイト遺跡観光のツアーはない。トルコはタクシーが安いから
チャーターして往復するといい。

ツアーでは、アンカラとカッパドキア間の移動の途中で少し迂回してヒッタイト遺跡へ立ち寄るものがあるが、斜面にある遺跡の上の方から3〜4箇所バスストップしていく。


アクセス
アンカラからバスで約4時間。1時間半〜2時間間隔。


見どころ
古くから存在していた都市だが、遺跡などはない。
中心地の時計塔がある。

チョルム博物館 Corum Museum
バスターミナル(オトガル)のそば。
オスマン帝国時代の遺品が展示されてある。
8:00〜17:30