カリーニングラード Kaliningrad

カリーニングラード Kaliningrad

概要
バルト海に面した港湾都市で、リトアニアやポーランドに囲まれるロシアの飛地領。
旧名は「ケー二ヒスベルク」(ドイツ語で「王の山」の意)といい、1945年までドイツ帝国の一部であった。

第二次世界大戦末期にソ連軍の侵攻により陥落し、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国に編入される。
冷戦崩壊後に、リトアニアがソ連から独立したため飛地となってしまった。
東ヨーロッパの中心部に位置していることもあり軍事色が強く、1990年代初頭まで外国人の立ち入りが規制されていた。

現在では一時期悪化していた治安や経済状況が好転し、観光客も増加している。
観光スポットとしては哲学者カントの墓があるゴシック様式の「大聖堂」や、カリーニングラードの特産品でもある琥珀について展示した「琥珀博物館」などがある。kj