モスクワ

モスクワ Moskva (Moscow)

概要
ロシア連邦の首都。
町は1147年に築かれ、ロシアの首都となったのは250年にわたるモンゴルの支配から開放された1480年。
その後、ピョートル大帝時代から約200年間は首都をレーニングラード(現在のサンクト・ペテルブルク)とされていたが、社会主義政権樹立とともに1918年にソ連の首都に戻った。

ソ連解体後もロシア連邦の首都として名実とも国の政治、経済、文化の中心となっている。
市街はクレムリンを中心として、約100kmの大環状道路がぐるりと周りを囲んでいる。
大きな通りがクレムリンから放射状に延びている。町全体に多くの見どころがあるが、特に赤の広場とクレムリン周辺に集中している。このエリアを観光するだけで1日たっぷりと時間がかかる。Q


モスクワの空港
モスクワには3つの空港がある。
空港の老朽化により、相次いでターミナルビルの改築が行われており、航空会社の発着空港が変わっていくので、利用する際には航空会社の予約確認書をよく見ておく必要がある。

ドモジェドヴォ空港(DME)
シェレメーチエヴォ国際空港(SVO)
ヴヌーコヴォ国際空港(VKO)


ドモジェドヴォ空港 Domodedovo International Airport(空港コード;DME)
市内から南35km
日本航空、英国航空、ルフトハンザドイツ航空、イベリア航空、オーストリア航空、スイスインターナショナルやアジアの主要航空会社が使用している。、
ターミナルビルの完成により相次いで欧州のナショナルフラッグキャリアがこの空港に移ってきている。
アエロフロート・ロシア航空も日本への直行便はここから発着している。
国内線は主にシベリア、コーカサス方面への便が就航している。

空港へのアクセス
鉄道
エアロエクスプレスがモスクワ・パヴェレツスキー駅(パヴェレツ駅)と空港を40-50分で結んでいる。30-60分間隔。

バス
急行バスで地下鉄ドモジェドヴォスカヤ駅まで25-30分。 料金は50ルーブル
シャトルバスも地下鉄ドモジェドヴォスカヤ駅まで25-30分。料金は70ルーブル。


シェレメーチエヴォ国際空港
Sheremetyevo International Airport(空港コード;SVO)
市内から北北西に約40km
滑走路を挟んで南北に分かれて建てられている。
古いものは老朽化により改装されつつある。
ターミナル間の連絡バスは不定期でどこから発着するのかもよくわからないほどで、乗継客には不評だ。

ターミナルA (改築中で使用されていない。)
ターミナルB(シェレメチェボ1) 国内線が主流。
ターミナルC ターミナルBに隣接している。一部の国際線のみ。
ターミナルD(シェレメチェボ3)
アエロフロート・ロシア航空と、同社が加盟するスカイチーム加盟各社の専用ターミナル。
ターミナルE 2010年5月の完成、欧州の一部、中東方面の航空会社が使用している。
ターミナルF(シェレメチェボ2)
スカイチーム加盟航空会社以外の国際線と国内線が使用している。
1980年のモスクワオリンピックの時に建設されたもので、しばらくは日本航空をはじめ、ヨーロッパの主要航空会社便が発着していたが、老朽化が進み、主要航空会社はドモジェドヴォ空港へ移転してしまっている。改装が行われている。


ヴヌーコヴォ国際空港 Vnukovo Airport(空港コード:VKO)
市内南西部にある国際空港
モスクワの3つの国際空港の中では最も古い空港。
主に国内線で、一部・国際線も発着している。
標高が高いため(海抜204m)、しばしば濃霧で発着できないこともある。



モスクワの鉄道駅;   
9つある。

レニングラード駅:
サンクトペテルブルグ、ムルマンスク、タリン、ヘルシンキ方面行き

ヨロスラヴリ駅
ヤロスラブリ、エカテリンブルグ、ノボシビルスク、イルクーツク、ハバロフスク、ウランバートル、北京方面行き

カザン駅
カザン、タシュケント、ドゥシャンベ方面行き

ベラルーシ駅
ミンスク、カリーニングラード、ヴィリニュス、ワルシャワ、ベルリン方面行き

キエフ駅
キエフ、オデッサ、ブカレスト、ソフィア、ウイーン方面行き

クールスク駅
クールスク、バクー、トビリシ方面行き

パヴァレツ駅
パヴァレツ、サラートフ方面行き

リーガ駅
リーガ方面行き

サヴョーロフ駅
ルイビンスク、ウグリチ方面行き



モスクワ市内の交通
地下鉄は11路線



見どころ
クレムリン The Kremlin
クレムリンとは城塞を意味するロシア語。皇帝ツァーリの居城だった.
モスクワ川に沿った高台にほぼ5角形の赤レンガ色の城壁に囲まれている。
全長2235mの壁は5〜19mの高さがあり、20の塔がある。
その中枢に大統領が座る国家の頂点であると同時に、歴史的建造物や宝物などが残されるモスクワ最大の観光名所となっている。
1990年、赤の広場とクレムリンの歴史的建造物が世界遺産に指定されている。
かつてロシア帝国の国教大聖堂だったウスペンスキー大聖堂を始め、祭壇のイコンが美しいブラゴヴェッシェンスキー聖堂、イワン雷帝らの棺が置かれるアルハンゲルスキー聖堂などの教会群は内部を見学することができる。
また宝物殿となる武器庫には、歴代の王冠や玉座、金、銀、宝石類が展示される。同じ建物内にはダイヤモンド庫があり、世界一大きなダイヤモンド「オルロフ」など数多くの宝物が集められている。
城壁の内部には手荷物を持ち込めないため、チェックが行われた後、荷物は預けることになる。

大会宮殿
兵器庫
ロシア連邦大統領府
12使途聖堂;5つのドーム
大砲の皇帝
サボールナヤ広場
イワン大帝の鐘楼
ウスベンスキー大聖堂(皇帝が戴冠式に臨んだ)
ブラゴヴェッシンスキー聖堂
アルハンゲルスキー聖堂
祭服教会
パトリシャーシェ宮殿
クラノヴィータヤ宮殿
大クレムリン宮殿
武器庫(宝物殿)

赤の広場

レーニン廟

国立歴史博物館

グム百貨店

聖ワシリー寺院

ミーニンとバジャルスキー像

すずめが丘;

救世主キリスト大聖堂;

トレチャコフ美術館;

エルミタージュと並ぶ2大美術館。
12世紀硫黄のロシア美術の名作コレクション

ボリショイ劇場
マリンスキー劇場とともにロシア芸術の2大殿堂になっている。1776年創設以来、多くの音楽家の作品が上演されてきたが、本館は大掛かりな改修工事のため、公演は2002年に開館した新館で行われている。