ムルマンスク Murmansk

ムルマンスク Murmansk

概要
ムルマンスクはコーラ半島の北岸でバレンツ海のコーラ湾の奥約48km内陸にあり、北極海では最も大きな港である。
北緯は68度を越えるが、メキシコ湾流の影響により冬でも凍結しない不凍港として有名で、冬はそこから1400kmほど離れたペテルブルグが氷結してしまうため、代わりに、北西への流通ルートとして重要な役割を担っている。
夏は短く、6月下旬には一日中太陽が沈まない真昼日、その前後数ヶ月はひと晩中、ほのかに明るい白夜の状態となる。
逆に冬は夜明けの来ない夜の帷に包まれます。暗い天空を妖しく彩るオーロラが現れるのも北極圏の冬ならではである。

おもな見どころとして、緑の岬と呼ばれる市の北側にある丘(40mもある「アリョーシャ」の像は、ナチス・ドイツと戦った兵士を記念して作った)やムルマンスク地方の自然や歴史を紹介する郷土博物館、北緯68度58分の塔などがある。

海運業で発展したコーラ湾沿岸の港湾都市で、ムールマンスク州の首都。
1941年の第二次世界大戦時にナチス・ドイツ軍に侵攻されるも必死に抵抗し、ソ連軍が奪回した後には軍資の陸揚げ港として活躍したことなどから、ソ連政府より「英雄都市」の称号を与えられた。
ソ連時代には一般に観光客は立ち入ることができなかった軍事上重要な町だった。Qkj



見どころ
郷土博物館

北緯68度58分の塔(東経33度03分)

緑の岬

北部の丘陵地帯にあり、アリョーシャの像が建つ。眼下に市街を見下ろせる。