ラッセル Russell 概要 パイヒアの対岸にある小さな町。 かつてはコロラレカと呼ばれていた。 19世紀初めから捕鯨船の補給基地として栄えたが、悪習がはびこり、風紀が乱れていた。 1840年にワイタンギ条約が締結されると、ホブソン総督はコロラレカを嫌って、南郊のオキアトに土地を購入。ラッセルと名づけて、ニュージーランド最初の首都に定めた。 その頃、ローマ・カトリック宣教師のポンパリエは、この町に印刷機を持ち込み、初めてマオリ語を活字にしている。彼の住んだ木造家屋が町外れに残っている。 その後、首都はわずか1年ほどでオークランドに移り、ラッセルは騒乱により大部分の家屋が破壊されてしまった。 そのため、ラッセルの港としての位置づけであったコロラレカがラッセルを指すようになった。元のラッセルは現在はオールドラッセル、または旧名のオキアトと呼ばれている。kbt |