ワイタンギ Waitangi

概要
パイヒアの郊外2km。
ここで英国連邦代表とマオリ族の首長たちの間でワイタンギ条約が締結されたことで知られる。

ワイタンギ条約とは、マオリの人々が英国女王の臣民となるに際しての条件が示されたもので、前日にホブソン総督がマオリの部族の代表者たちの前で読み上げた条文に対し、1840年2月6日に署名が行われた。この条約をもってニュージーランド国家が成立したとみなされ、2月6日は国民の祝日となっている。

しかし、実際には2月6日にすべて署名が揃ったわけではなく、署名を拒否した者もいた。
マオリ語に翻訳した際の解釈の相違もあり、後の騒動の火種にもなった。

また、土地所有権などについては実際はないがしろにされていたため、1975年になって条約の履行が再審議がされ、土地の返還や多額の賠償金の支払いが発生している。kbt