フアヒネ島 Huahine

フアヒネ島 Huahine
南緯16-41-14 西経151-01-18

概要
タヒチから北西176km 面積74.8ku
タヒチ同様2つの島ファヒネ・ヌイ(大ファヒネ)とファヒネ・イティ(小ファヒネ)があり、両島は狭い地峡によって結ばれている。
外周は珊瑚礁で守られ、内側は白砂のビーチ、トルコブルーやエメラルド色に輝く美しいラグーンが広がる。
海岸線の一部を除いてほとんどが山地で占められていて険しい峰がそのまま海に向かって落ち込んでゆくような地形。
海沿いに島を周回する道路の端には バニラやコーヒー、タロイモ畑などがあり、パパイヤやマンゴーがたわわに実り、遠い昔の素朴な生活の息遣いが感じられる。

ポリネシア人の祭壇「マラエ」 や古代の集落遺跡が島のあちこちに点在していて、まるで野外の博物館さながらにロマンを掻き立ててくれる。
外環礁にはサーフィンのメッカ、 ハワイ出身のサーファーたちも唸るというフレンチポリネシアン有数のサーフ・ポイントが数多くあり、上級サーファーたちの憧れとなっている。
7世紀頃、マルケサス諸島に人々が移住してきた。
古代ポリネシアの神々を祭った祭壇跡「マラエ」が28ヶ所もある。
そのほとんどがファウナ・ヌイ湖畔やマエバ村周辺に集中しており、マラエの説明や地元のアーティストを紹介している博物館もある。
ファアロア湾に注ぐファアロア川ではタヒチ唯一ボートが行き来できる河川で、リバークルーズもある。


ファヒネ島へのアクセス
タヒチ島から、エアー・タヒチの定期便が毎日3〜5便運航している。直行便で40分。その他、タヒチ島より高速フェリーも運行を行っているが欠航になる事もある。
フアヒネ空港 Huahine Airport(HUH)


空港(港)からホテルまで
空港・港から各ホテルへは、空港・港でネームプレートを持って係員が待機しており、係員と共に各ホテルまで送迎車にて案内している。帰りも同様、事前に案内した時間に各ホテルのフロントまで係員が出迎え、空港または港まで案内している。必要に応じチェックインなどの手伝いも行う。
個人手配の場合は、ホテルの予約の際に出迎えの予約をしておく必要がある。
できないホテルの場合にはレンタカーの利用となる。


島内の交通
レンタカー、レンタ・スクーター、自転車が一般的で、ホテルで申し込むことができる。



見どころ
ファレ
フアヒネ・ヌイの行政の中心、ファレはツリ山の山裾にたたずむ、静寂の中にも心地よい雰囲気が漂う港町。
空港は島の北部の入江、ファウナ・ヌイ湖のほとりにあり、有名なマエバの遺跡群はその反対側にある。初期には防御砦も併設された王家のマラエがあるこの村は、島のかつての8氏族区の発祥の地だった。
立ち並ぶブロック石や敷石、踏み段石の群れは湖と山すその間に広がり、その中には古代の魚を獲るための仕掛けや楕円形の集会用の建物「ファレ・ポテエ」などもある。道を進むと、人々が神聖な生き物と崇め、餌も与える、耳のあるウナギで知られるファイエの村に至る。

ベルベデール
道はさらにツリ山の丘陵を横切り、島の内陸部に分岐している。
ベルベデールに向かうと、マロエ湾や島南端の村のすばらしい眺めを目にすることができる。
島の縦貫道路は豊饒なタロイモやバニラのプランテーションを抜け、湾の最深部にたたずむフィティイの村へと続く。
そこからはファレに戻ることもできるが、さらに歩を進め、東のマロエ湾と西のボウライネ湾とを分ける橋を渡り、より小さくて住む人も少ないフアヒネ・イチに行くことができる。そこからのフアヒネ・ヌイの眺めは、ツリ山や西方の偉大なる神「ヒロ櫂」と呼ばれる峰の切り立ったシルエットなどを望む絶景だ。

植物園から島の南側
植物に興味のある向きには、ポリネシアの薬用植物園アリイウラ・パラダイスを訪れるといい。
東海岸のテファレリイの村は、かつてポマレ王家の居住地として選ばれたところで、古き良き時代の雰囲気が未だ漂っている。
そして今日、住民たちは近くのモツでメロンやスイカの栽培に精を出している。
島の南、パレアの近くにはすばらしい白砂のビーチと美しいラグーンが広がっている。アニニの王家のマラエはパスを見渡すティバの岬に建てられ、その波は、今はサーファーたちの人気スポットとなっている。そしてフアヒネ・イチの散策は深遠な海沿いの道を、野生美にあふれるハアプ湾に至る。

アリイウラ・ガーデ
伝統的な薬用植物園で、草花や木々は学名で紹介されている。この健康と生活に関連した庭園では、受け継がれてきたポリネシアの文化と伝統に触れることができる。入場無料。

エデン・パーク
この植物園では、世界中のあらゆる種類の果樹やオセアニア伝統の有用な植物、花々などを、有機的手法で栽培している。トロピカルフルーツの料理やフルーツジュース、さまざまな農家の産物などを、植物園のレストランで味わうことができる。手つかずの9ヘクタールもの美しい渓谷の中で、植物の生態を観察することもできる。開園時間:月曜〜土曜:9:00〜16:00、12月中旬〜1月中旬は閉園。



(参考資料:タヒチ観光局)