ザ・バスTheBusの利用の仕方

どこまで乗っても$2.50均一(子供$1)

バス停は通りの電柱などに打ち付けた標識
標識は黄色地に黒い字でThe Busと表示してある。
バス停に名前はついていない。
主要なところでは、屋根つき、ベンチつきのバス停もある。
ワイキキ地区はカラカウア大通りは急行バス以外は運行されていない。
すべて往復とも1本山側のクヒオ通り沿いにある。
ほぼ1〜2ブロックごとにバス停が設置されている。
右側通行なので方向を間違えないように注意しなくてはいけない。

前乗り、前払い、両替つり銭は不可
内では両替は出来ず、おつりはくれない。
事前に小銭を用意しておかなければばならない。
料金は乗るときに料金箱上の紙幣挿入口へ2ドル分を入れ、隣のコイン投入口にコインを入れる。

2時間以内の乗換は無料
乗車する際に料金を支払うときに、運転手に手を出すと、茶色の乗換切符をくれる。
手を出してもくれようとしなかったら、「トランスファー・プリーズ Transfer please」。
このトランスファーチケットで2時間以内ならもう一度1だけ利用することが出来る。
次のバスに乗るときにこれを運転手に手渡すと無料で乗ることができる。
2時間以内ならどの方面行きも乗れる。帰りも利用できる。
ショッピングなどで時間がかかってしまったら。改めて$2.25支払えばいい。


車内放送で停留所の案内がある。
テープによる英語の車内案内がある。多くは交差する2本の通りの名前がバス停の名前になっている。
主要な建造物やホテルなどの名前を付けくわえるところもある。ワイキキ地区では最寄りのホテル名がアナウンスされる。


「次、降ります!」は窓のひもを引っ張る

アナウンスがあって、次で下車したいときは両側の窓にあるヒモを引っ張って、降りる意思を運転手に伝える。
郊外ではバスのスピードが速いため、アナウンスがあってすぐに停留所になってしまうので、速やかにヒモを引っ張らないと通過してしまい、次の停留所で止まることとなる。
前方の電光板に「次ぎ、停車します Stop Requested」が表示される。
(ときどきある古いバスは電光板の案内がない。ランプがつくだけ)
降りるのは原則として後ろのドアからだが、混んでいるときは前からも降ろしてく
れる。
出口ドアの上の緑ランプがついたら、手で押してドアを開ける。
もたもたしていてランプが消えてしまったら、大きな声で、「おりまーす」と日本語で言えば、だれか英語で助けて伝えてくれる。



ザ・バスTheBusを利用するときの留意点
高齢者優先
ハワイは高齢者がとても多いところで、唯一の交通機関であるザ・バスの利用も頻繁だ。ワイキキ地区などは高齢者が多く乗ってくる。アメリカ人は乗り込んでくると率先して席を譲る。ノー天気な日本人、特に若者は全く意を解せず、知らん顔を決め込んでいる。
日本と違って、高齢者が乗り込んできても着席するのを見計らって発車させるなどという気配りは全くない。迅速に座席を譲ろう。
ワイキキ・アラモアナ間は終日バスが混んでいるので、乗り込んでくる人たちに十分に留意しよう。

飲食禁止
パスの中での飲食、喫煙は禁止。
ファストフードや飲み物を持って乗ろうとすると、運転手が乗車を拒否する。
携帯電話の使用も禁止(日本同様、マナー違反もいる)。


大きな荷物の持ち込みは出来ない
スーツケースやサーフボードなど大きな荷物の持ち込みもできない。
膝の上に置ける程度の大きさまでというのが目安。
ホノルル国際空港にも2系統のザ・バスが3か所の停留所に発着しているが、スーツケースなど大きな荷物を持っては利用することが出来ない。


水着のまま乗ることもできない
日本人にはほとんどいないが、時折、アメリカ人の若者が乗込んで来ようとして拒否されていることがある。
郊外のビーチへ行くときなどに、着替え場所がないからと云っても、水着のままでは乗ることが出来ない。特に帰りなどには、そのまま帰ってこようとしてもザ・バスでは不可。子供を連れている人は時間的余裕をもって帰り支度をしよう。


車内は冷蔵庫のように冷えている
どのバスも車内は強い冷房が効いていてかなり寒く感じる。日中の短い時間では半袖で問題ないが、ノースショアなど長時間乗っている場合には,半袖、短パンでは我慢できないほど寒くなる。必ず長袖持参のこと。


ザ・バスTheBusのおもなパス路線
旅行者の多くがワイキキに滞在しているので、ワイキキ地区のクヒオ通りを往復するルートが最も多く利用される。
下車地点と帰りの乗車地点が全く別の所になる場合がある。
運転間隔は路線により週末・祝祭日に若干減便される。



ワイキキ〜アラモアナ
8番、19、20、42番、その他運転本数は少ないが、22.23.24番もある。
ワイキキとアラモアナ・センター間を結ぶ路線。最も多く利用され発着頻度も多い。
カビオラ二・パークからクヒオ通りを頻繁に停車してから海寄りのフォートドルーシー内を通り、ヒルトンハワイアンビレッジを経由してアラモアナセンター海側に停る。短い距離だが、度々停車須釣するため約20分かかる。
8番は、センターを回り込んで山側のコナ通りの出発地点に行く。
9、20、42番は海側1ヵ所に停車し、そのまま西方向の空港方面やパールシティへ行く。
郊外パスへの乗換が目的なら、ここで降りる。

アラモアナからワイキキへ戻るときは、山側のコナ通りのバス停から乗る。
行き先表示にがWAIKIKIとなっていることをことを確認。


ワイキキ〜国際空港
19.20番、
ワードセンター、アロハタワー・マーケットプレイスを経由する。
ワイキキから空港までは約70分、
スーツケースを持っては乗れない。


ダウンタウンの名所めぐり
2,13番
通勤など市民にとって利用の高い路線だ。
ワイキキのクヒオ通りからコンベンションセンター、大型スーパーのドンキホーテ(旧ダイエー)を経由する。いずれも車内テープで案内される。一度だけなので、聞き漏らさないように。
行き先はダウンタウンから離れると2,13番は山側方面と海側方面に分かれる。
イオラニ宮殿やカラカウア王像などのある地区を経由するが、一方通行なので往路と復路のルートが異なる。
アラモアナセンターは経由しない。


ノースショア方面
52、55番
オアフ島北部の周遊ルートで、
右回りが52番、
左回りが55番。
それぞれ30分間隔で運行。
アラモアナセンター始発で、ワイキキからはアラモアナセンター海側の停留所で乗り換え。
最北端のタートルベイ(クイリマリゾート)で番号が変わる。
ノースショアの各ビーチへは52番が近い。
アラモアナからノースショアの最初のラハイナまでは約2時間40分。
バスは、ラニアケアビーチ、ワイメアビーチ、サンセットビーチなどを経由してタートルベイのクイリマリゾート内へ。55番に変更されてポリネシアカルチャーセンター、カネオヘを経由して山越えのパリ(Pali Hwy)経由でアラモアナへ。55番になって直行して約2時間かかる。
ノースショアの各ビーチで下車して後の30分間隔をつかまえればビーチ巡りもできる。

シーライフパーク方面
22,23番
ワイキキ・クヒオ通り経由の東方面。のりばはアラモアナ方面と反対側。
ダイヤモンドヘッド登山口、カハラモールを経由。いずれのルートも約1時間。
22番はほぼ1時間間隔、23番はほぼ30分間隔
22番は海岸線ルートで、ハナウマベイを経由する。
23番は山側のハワイカイ経由となる。
ダイヤモンドヘッド登山口、カハラモールへは24番も運行されている。
カイルアへはシーライフパークからそのまま57番になって左回りで山越え(Pali Hwy)してホノルルへ戻る。


乗り放題のパス
ビジター・パス Visitor Pass
期間内乗り放題のパスは長期滞在には必携となる。
4日間パス 4 Days Pass=$25 連続して4日間となる。
1か月パス Bus Pass=$60 (6〜17歳までは$30) 各月1日〜月末まで有効.
いずれもABCストアやスーパーのレジで購入できる。

シニア・パス
65歳以上の高齢者にはさらにお得なパスもあるが、手続きが少々面倒だ。
パスポート持参でバスのデポのあるMiddle Street(2番の終点)へ本人出頭して申請書に英語で氏名、生年月日、住所(日本住所でOK)を記入して、すぐにその場で顔写真の撮影をして数分でIDカードが発行される。カード発行手数料と当月の月末までのパス代Pass合計で$15を支払う。
次の月からは毎月わずか$5、アラモアナセンター1階山側東端近くの市役所出張所の会計Casher窓口へ行けばIDカードに1か月分のシールを張り付けてくれる。これで1か月間乗り放題となる。IDカードは4年間(4年先の同じ月まで)有効。次回ハワイへ来た時もこの出張所で$5支払えば、当月1か月間のシールを貼ってくれる。