ツィッタウ Zittau

ザクセン州南東部
人口:約25,000人

概要

ドレスデンから南東へ75km、ドイツの首都ベルリンから南東へ205kmのドイツの東端に位置する。
ツィッタウ山地、ラウジッツ山脈、東ラウジッツおよびナイセの丘陵地帯に囲まれた盆地にある。
ポーランド、チェコとの国境に近く、ドイツ、ポーランド、チェコの三国国境点(ドライレンダーエックDreilandereck)となっている。
ポーランド側の街はポラユフ Porajow)、チェコ側の街はフラーデク・ナト・ニソウ Hrádek nad Nisouとなっている。

かつては周辺6都市同盟の一つで、17世紀から18世紀にかけてツィッタウは、急速に発展した繊維織物と機械類の貿易によって、経済的に豊かであった。また褐炭鉱山の町としても反映していた。町の中心にある市庁舎や塩倉庫ザルツハウスなどの古い建築物には、当時の繁栄の面影を見ることができる。
市庁舎は宮殿のようで、色調は暖かく、噴水が広場に点在するなど、予想外にイタリア的である。

ツィッタウ中心部では、建物の多くがドイツ建築の本来の美しさを保っている。
ツィッタウでは有名なイタリアン・スタイルの市庁舎や聖ヨハネ教会、中世から遺産である塩倉庫のザルツハウス Salzhaus がある。ザルツハウスはドイツでも古い倉庫建築のうちの一つとなっている。

1990年のドイツ再統一後は、東ドイツ時代からの大規模な繊維工場は、すべて閉鎖されてしまい、活気をなくしてしまった。郊外の褐炭の露天掘りも閉鎖されてしまった。

ツィッタウへのアクセス

ベルリンからは2つのルートがある。
ベルリン中央駅 Berlin HbfからコットブスCottbus Hbfまで快速列車REで1時間25分、
乗り継いでツィッタウ Zittauまで快速列車RBで約1時間55分。
または、ベルリンからドレスデン Dresden Hbfまで特急ECで1時間50分、
乗り継いでツィッタウまで約1時間30分、
どちらもほぼ1時間間隔。

市街地

旧市街 Altstadtは、中央駅 Hauptbahnhofの南から、バーンホーフ通り Bahnhofstrasseとバウツェン通り Bautzener Strasseを歩いて10分の距離だ。
中心の広場はマルクト広場で、イタリア・ルネサンス様式の市庁舎 Rathausとマールスの泉 Marsbrunnenがある。

見どころ

市庁舎 Rathaus

カール・フリードリヒ・シンケルの設計により、1840年から1845年にかけて建造された
もので、小塔を持ち、イタリア・ルネサンス様式にデザインされ、マルクト広場 Marktにある素晴らしい貴族の家々を引き立たせている。
館内のツアーが水曜の13:00、15:00にある。
市庁舎の裏側にある、広々とした新市街Neustadtの広場には、噴水がいくつもあり、一方の端には、赤く輝くマンサード屋根(二重勾配になっている)の、重々しい厩舎Marstall (馬小屋)がある。もともと16世紀には塩を売る店だったが、今では店舗やレストランが入っている。

ヨハネ教会 Johanniskirche

市場のちょうど北のヨハニス広場 Johannisplatzに建つ。
が立っている。この新古典的な教会は、1833年にシンケルがデザインして再建したものだ。木で出来たギリシヤ風の柱や、奥行きのない身廊にかけられた巨大な十字架などが珍しい。 60mの塔に上れば、山脈が見える。
(塔の入場は12:00~15:00)

聖十字架教会 Kreuzkirche

派手な赤い色をした、ボヘミアンゴシック様式の教会は、ツィッタウの大きな断食敷布Grosses Zittauer Fastentuch (四旬節の刺繍、1472年)のある博物館へと変わっている。
この大きなタペストリーは、90枚の奇妙な挿絵が入った、完全図解入りの聖書を表している。

聖ペテルス・聖パウルス教会 Peter Paul Kirche

ロマネスク時代の基礎の上に、15世紀に建造された後期ゴシック様式で、フランシスコ会修道院の付属聖堂であった。塔の上部の装飾はバロック時代のものである。

修道院教会 Klosterkirche

クロースター通りKlosterstrasseを下っていくと、修道院の中庭 Klosterhofに出る。

ツィッタウ市立美術館 Stadtische Museen Zittau

かつてのフランシスコ会修道院に入っている。
地下には、修道院らしからぬ拷問の道具が展示されていて、枯れていない井戸もある。 Klosterstrasse 3

塩倉庫ザルツハウス Salzhaus

中世の1511年に建てられた塩倉庫、ドイツ国内でも古い部類の倉庫建築物。

近郊

ツィッタウ山地 Zittau Gebirge

狭軌のミニSLビンメルバーンBimmelbahnがある。
ビンメルバーンは休暇村のオイビーンOybinとヨーンスドルフJonsdorfを走っている。
もともとは褐炭の採鉱用にレールが敷かれたため、列車は森の中を通り抜けながら、山の中をうねうねと登って行く。てっぺんに木の生えた険しい岩山を通り過ぎ、ベルンスドルフBernsdorfで二手に分かれる。オイビーン行き(45分、1日4本)は、銀鉱労働者のために17世紀に作られたトイフェルスミューレTeufelsmuhle (悪魔のミル)に停車する。ここから東の方角に、テプファーTopfer山頂(582m)が見える。
ビンメルバーンには乗らずに、オイビーンまでハイキングする方法もある。登山道の標識はわかりやすく、ナイセ川に沿って丘にそれるまで南へと続いている(11km)。
オイビーンとヨーンスドルフは、広範囲をハイキングするには、どちらも便利な拠点だが、オイビーンの方が景色は美しい。















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