ヴォルフェンビュッテル Wolfenbuttel

ニーダーザクセン州
人口 約52,000人

概要

ハノーファーHannoverから東へ約60㎞でブラウンシュヴァイクBraunschweig、さらに南へ約10㎞の距離に位置する。
エルベ川のほとりにある小さな町。

もともと小さな集落だったところに、ヴィデキント・フォン・ヴォルフェンビュッテルが堀をめぐらした城を建てたのが始まり。
その後幾度かの破壊や改築を繰り返し、17世紀初めにルネッサンス様式の宮殿になり、18世紀にバロック様式のファサードが加わった。
現在はこの宮殿を中心に600軒を越える木骨組の家が建ち並んでいる。
ヴォルフェンビュッテルの市街地にはあちこちに古い水路がめぐらされ、今でも使われていて水路の街といわれている。

アウグスト公爵図書館は歴史的に価値のある書籍をたくさん保管されている。有名なハインリッヒ獅子王聖福音集も所蔵している。

ドイツ啓蒙思想の代表的な人物であり、詩人、劇作家であったレッシングLessingは1729年1月22日 ヴォルフェンビュッテルで生まれている。
宮殿の向かい側にレッシング広場(Lessingplatz)とレッシング通り(Lessing- strasse)にはさまれてレッシングハウスがある。1777年から81年に死ぬまで住んだ家で、今は記念館になっている。
ドイツ啓蒙思想の代表的な人物で、ゲーテー、シラー、カントなどの文学者や哲学者に大きな影響を与えた人物である。

アクセス

普通列車
ハノーファー中央駅 Hannover Hbf
ブラウンシュヴァイク駅 Braunschweig Hbf 約1時間 乗り継ぎ
ヴォルフェンビュッテル Wolfenbuttel 約10分
乗継時間にもよるが、所要時間は1時間~1時間20分、運転間隔はほぼ30分間隔。

見どころ

中心地のマルクト広場周辺の木組みの家並みを見て回るのが一番のおすすめだ。

ヴォルフェンビュッテル城 Schloss Wolfenbüttel

宮殿の中は博物館になっていて、当時の貴族の優雅な部屋が幾つも再現されている。
宮殿の建物は一部分がギムナジウム(中高一貫校)として使われている。
内部の写真撮影は不可。

アウグストゥス図書館

ヨーロッパ有数の図書館だったと言われている。ドイツ最古の図書館とも言われている。古色蒼然とした本がぎっしり並んでいる。
内部の写真撮影は不可。

レッシング・ハウス Lessing Haus

図書館の向かい側に建っている。
ゴットホルト・エフライム・レッシングGotthold Ephraim Lessingは1729~1781年住んでいた。
1770年にブラウンシュヴァイク公国の皇太子に招かれて、アウグストゥス図書館長の地位につき、10年間ヴォルフェンビュッテルに住んでいた。ヴォルフェンビュッテルの町の中で何度か転移したのち、この家には1777年から亡くなった年の1781年まで住んでいた。















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