ブラウボイレン Blaubeuren

バーデン・ヴュッテンベルク州 シュベービッシエ・アルプ地方
人口:約12,500人

概要

ウルムUlmの西方16km、シュトゥットゥガルトStuttgartの南東約80kmにある小さな街である。

ここにはブラウトップフ Blautopfと呼ばれる、この地方で一番きれいな青い泉があることで有名だ。
ブラウトップフは深さ22メートルの湖。周辺の地域に降った雨が石灰質の地面に浸透し、それが地下水としてここに湧き出ている石灰分を含んだカルスト泉である。
毎秒平均2000リットルの水が湧き出ている。
この泉から湧き出た水は、ブラウ川となって約15km先のウルムの街でドナウ川に合流する。

ブラウボイレンは木組みの家が残り、11世紀ごろに設立された修道院がある。
旧市街地へは鉄道駅から12分ほどかかる。
また、ブラウトップフへは駅から徒歩で約20分ほどかかる。
通りの標識を見て、カール通り karlstrasseをまっすぐ進むと、途中でクロスター通りklosterstrasseという名前に変わるが、まっすぐ進むと突き当たって、ブラウトップフ通り blautopfstrasseを右折してまっすぐ進めばブラウトップフと修道院に着く。

ブラウボイレン修道院は7世紀に建てられていた聖ヨハネ教会のあった場所に、11世紀ごろに設立された修道院である。
ウルムの主だった工房が共同制作した「ブラウボイレンの祭壇画Hochaltar」がある。テーマはキリストの受難、聖ヨハネの生涯、聖人たちに囲まれた聖処女などである。
道院の複合施設の敷地内は広く、ゴシック様式や保存状態のいい木組みの建築物を見ることができる。

ブラウボイレンへのアクセス

ウルム Ulm Hbfからローカル線普通列車REで11分、ほぼ30分間隔。

ウルムはフランクフルトとミュンヘンを結ぶ幹線ルートで特急ICEの停車駅でもある。

ブラウボイレン駅は無人駅で帰路の乗車券は自販機で購入しなければならない。
小額紙幣とコインしか使えない。
始発駅で往復乗車券を購入して利用する方がいい。















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