コペンハーゲン Copenhagen


概要

シェラン島北東部に位置するスカンジナビア最大の都市で、デンマークの首都。
人口約183万人。
1167年にロスキレのアブロサン司教によって建造された、コペンハーゲン近海を守るための城塞「クリスチャンボー城」がコペンハーゲン発祥の地。
コペンハーゲンの名は「商人の港」を意味し、商業上重要な機能を担う港町として発展、1416年にデンマークの首都となったのち、17世紀にはクリスチャン4世により「ローゼンボー宮殿」や「ラウンドタワー」など多くの建築物が建てられた。
これらは戦火をまぬがれ今日まで残されており、歴史を伝える建造物として観光名所となっている。
デンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンにちなんだ「人魚姫の像」、市民に親しまれている遊園地「チボリ公園」などもコペンハーゲンの代表的な見どころ。また世界最初の歩行者天国「ストロイエ」では、ウィンドーショッピングが楽しめる。
古い家屋をていねいに修繕しながら住み続けるコペンハーゲン市民の姿には、第二次世界大戦で町を砲火から守るためナチス・ドイツに降伏したというエピソードもうなずけるというもの。
かつての船着場「ニューハウン」は、運河沿いに色とりどりの建物が並ぶ最もコペンハーゲンらしい一角だ。
マルメ(スウェーデン)とオーレスン大橋で結ばれている。Qkbt

空 港

コペンハーゲン空港、通称カストロップ空港Kastrup(CPH) (空港コードIATA=CPH)
コペンハーゲンの中心部から南東へ8km
主なターミナルは3つあり、そのうちターミナル1は国内線、ターミナル2とターミナル3は国際線で利用されている。

ターミナル 1
国内線専用。

ターミナル 2
主にシェンゲン協定域内路線で使われており、SAS運航便は搭乗口Bゲート、他社便は搭乗口Aゲートに到着する。

ターミナル 3
ターミナル2とは一体化している。デンマーク国鉄およびコペンハーゲン地下鉄の駅がある。
日本からの直行便もターミナル3に到着する。
シェンゲン協定域外からのフライトのゲートからは、EU内出入国審査が行われる。
シェンゲン域内から到着するゲートには出入国審査がない。そのまま手荷物受取場所へ向かう。

CPH Go
格安航空会社向けのターミナル。

空港へのアクセス

鉄道(デンマーク国鉄)

コペンハーゲンやヘルシンオアとスウェーデンとを結ぶエーレスン線(Øresundstog)の駅がターミナル3地下にある。
コペンハーゲン中央駅から15分程度、スウェーデン第3の都市マルメからも40分程度である。

コペンハーゲン地下鉄

M2系統でコペンハーゲン中心部から15分程度。地下鉄とはいえ空港周辺では高架になっており、駅もターミナル3の上にある。

バス

市バスの5A、35、36、96N系統などでコペンハーゲン中心部から30分程度。ヨーテボリ経由オスロ行きや、ストックホルム経由ウプサラ行きといった長距離国際バスも乗り入れている。

タクシー

市内から約20分。

コペンハーゲン市内の交通機関

コペンハーゲン鉄道駅

コペンハーゲン中央駅
12線あり、コンコースにはファーストフード店や各種の小さな店舗がある。
コペンハーゲンでは、S-tog(エストー)と呼ばれる首都圏内の電車が市内から郊外にかけての交通の主役となっていて、大半の系統が中央駅を経由する。
S-togには喫煙室があることや、自転車持ち込み可のマークがある。
1時間以内は乗り換え自由な切符は、黄色い市バスと共通で使える。

コペンハーゲン地下鉄路線図

コペンハーゲンの地下鉄

M1とM2の2系統がある。
M2は空港Lufthavnenに伸びている。
さらにM3(環状線)とM4が計画されている。
地下鉄網全体は、ATCと呼ばれる完全自動のコンピューターシステムで運営されている。

コペンハーゲンの乗車券

コペンハーゲンでは公共交通機関と共通の運賃制度を採用している。
鉄道(エストーS-tog)、地下鉄、バスなど公共交通機関
地下鉄の全ての駅に、硬貨・クレジットカード・デビットカードを使える自動券売機が設置されている。
1回券、24時間券、回数券があるが、旅行者に便利なものもある。

コペンハーゲンカード(Copenhagen Card)
観光スポットが入場料無料
1日券(24時間)、2日、3日、5日券がある。
結句高額だが、博物館や城などの入場料も高いので、頻繁に観光施設を訪れる向きには便利だ。
中央駅、空港、ビジターズセンターで購入できる。

シティパス(City pass)
観光スポットが入場料無料の得点はない。
1日券(24時間)3日券(72時間)がある。駅の券売機で購入できる。

一回券(シングルチケット)
コペンハーゲンはゾーンzone制になっているので、購入時に行きさにまでのゾーンを調べて購入する。最小単位は2つのZoneとなっている。

市内の見どころ

ストロイエ
最初の歩行者天国

チボリ公園

市庁舎

チューコ・ブラハ・プラネタリウム

クリスチャンボー宮殿
現在は国会議事堂として使われている

ニューハウン
昔は船員街、今はファッショナブルな通りに

聖霊教会

聖母教会

ラウンドタワー
(円塔) 天文台兼展望台

シャーロッテンボー宮殿

アマリエンボー宮殿
女王滞在中は正午に衛兵交代がある。

ゲフィヨンの泉

フレデリクス教会

人魚姫の像
(人魚の像のいわれる)
王子様との恋に憧れた人魚が、陸の世界と海の世界の狭間で迷いながらも願いかなわず海の泡と消えてゆく。
原作はアンデルセン。

グルントヴィ教会
レンガ造りの教会

ローゼンボー宮殿
宝物館見学

フレデリクスベア公園

ロイヤルコペンハーゲン工場

近 郊

ヘルシンゴー
シェラン半島の東北の端

クロンボー城
シェークスピア「ハムレット」の舞台になった城

ロスキレ
ヴァイキング時代の重要な商業地
ヴァイキング船博物館

デュアハウスバッケン
1746年創建の歴史ある遊園地
世界最古の木造のジェットコースターがある

オードロップゴー美術館 Ordrupgaard
コペンハーゲンの北の郊外のLyngbyにある。
保険会社Hafniaを経営していたWilhelm Hansen(1868-1936)が所有していた美術品を1918年に美術館として一般公開したもので、その後2005年に新館が増築された。
新館はガラスとコンクリートを使った斬新なデザインの建物で、設計はイラク出身でイギリスを代表する建築家ザハ・ハディッド。
19世紀のデンマーク絵画と印象派のセザンヌ、ドガ、モネなどのフランス絵画が集められている。
なかでもドガの作品に注目すべきものがある。「ジョルジュ・サンドの肖像」で、ルーブルにあるドガの「ショパンの肖像」と同じカンバスにあったもので、ショパンと親しい間柄にあったドガがショパンと恋人ジョルジュ・サンドを一緒に描いたものだったが、ふたりが別れてしまってから切断されたものだという。
Vilvordevej 110
http://www.ordrupgaard.dk

鹿公園

フレデンスボー宮殿
美しい湖畔に佇む
女王滞在中は衛兵交代式もある

フレデリクスボー城
湖に浮かぶ3つの島の上に建てられている

ルイジアナ現代美術館















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