ロラン島 Lolland


概要

人口約6万3千人、
バルト海の西端、シェラン島の南西、ファルスター島の西にある。ファルスター島とは可動橋(跳開橋)のフレゼリク9世橋で結ばれている。
面積は1,243km2、沖縄本島とほぼ同じ面積を持つ。
最高所の標高が25mしかない低平な島である。
まったく無名だったロラン島だったが、2011年の津波による福島原発事故から、日本をはじめ世界各国で突然のように注目された島で、様々なメディアに取材されて知名度が上がった。
この島の電力エネルギーのほぼ全ては風力発電などの自然エネルギーで賄われている。
風力発電の電力は52億キロワット。ドイツなどにも電力を供給している。

ロラン島は、自然エネルギー100%、自給率600%の島。余った電力は国内外に輸出しています。
19世紀に建てられた島の風車が残る。

ロラン島は風力発電が盛んで、隣のファルスタ島とあわせて500基以上の風車が立っています。しかもその半数は島民の所有物となっている。
風力発電以外にも、バイオマス発電やゴミ発電、熱電併給など様々な先進的な取り組みが行われている。

デンマークは1973年のオイルショック以前は、日本よりもエネルギー自給率が低かった。
日本と同じように原発建設の機運が高まっていたが、国民の草の根運動によって再生可能エネルギーへと舵を切りだした。

そして今、北海油田に依存しているとはいえ、エネルギー自給率がほぼ100%、そのうち40%以上が再生可能エネルギー。政府は、「2050年には化石燃料からの完全脱却」という目標を掲げている。

この島には、唯一の日本人ニールセン北村朋子さんが居住していて、日本人の取材班や視察団の案内をされている。















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