ディジョン Dijon

初夏のディジョン(フォトギャラリー
早春のディジョン(フォトギャラリー

概要

豊かな土地と環境でブドウ栽培が盛んなブルゴーニュ地方の中心都市。
14-15世紀に繁栄したかつてのブルゴーニュ公国の首都として繁栄した町。
一度も戦争の被害に遭うことのなかった町。そのため、街の至る所に歴史的遺産が残り、中世の変わらぬ街並みが多く、観光客を楽しませている。
2013年に選定されたフランスの4大美食都市の一つで、また優れた生活術“アール・ド・ヴイーグル”でも世界的に有名なディジョン。

エスカルゴや辛子風味のマスタードなどがこの町周辺の特産物。TA


アクセス

鉄道

パリ・リヨンGare de Lyon駅からTGVで約1時間40分。

パリから高速道路A-5号で約3時間。




市街地

鉄道駅に近いギョウム門(凱旋門)から東に向かうリベルタ通りが中心になる通りで、2012年に車を一切排除し、広い歩行者専用の通りに作り替えている。
トラムの駅のあるギョウム門からは約1kmのプロムナードは散策しやすい。
リベルタ通りのほぼ中央にフランソワ・リュード広場があり、カフェやレストランが並ぶ。広場の中央に立つ像は、パリの凱旋門の彫刻をしたリュード、ディジョン生まれの彫刻家の作品。
ギョウム門から50mほどの右側に、ディジョン名物のマスタードの老舗の「マイユ」がある。

フォルジェ通り

中世の由緒ある邸宅が並ぶ。
中世のメインストリートだった。今はおしゃれなファッションブティックが並ぶ通り。
中世の面影を残すオブリオ館などが建つ。
中世の建物をうまくそのまま商業施設に利用している町。

ヴェルリー通り

木組みの家が建ち並ぶ。
地元の人々はアンティーク街と呼んでいるが、アンティークの店が多い通り。

見どころ

見どころが旧市街に集中しているので徒歩で巡ることができる。
道路にマークが埋め込まれている「フクロウの道」

ブルゴーニュ大公宮殿 Palais des Ducs et des Etats de Bourgogne

ブルゴーニュ大公の居城だった。
1682年にはヴェルサイユ宮殿の建築家マンサールによって改築され、宮殿前に扇形に広がるリベラシオン広場 Pl. de la Liberation も造られた。
現在は、市役所と美術館として使われている。
ディジョン美術館はフランス革命以前に造られた国内最古の美術館の一つといわれている。
Musee des Beaux Arts de Dijon (http;//mba.dijon.fr
ブルゴーニュ公国が栄えた時代の作品。
衛兵の間には、フィリップ善良公の塔が立つ。フィリップ善良公と妻マルグリット・ド・ヴィエールの墓もここにある。
30年ほどの歳月をかけて造られた大理石の棺、その側面には王の葬儀に参列した人々の嘆き悲しむ様子が彫られている。
この美術館のもう一つの見どころが動物の彫刻群、こちらはブルゴーニュ出身の彫刻家フランソワ・ポニポン?(1855-1933)による作品である。
ポニポンはディジョンで彫刻家としてスタートした。
美術館にはレストランが併設されている。

ノートルダム教会

大公宮殿の裏手にある。13世紀、ゴシック様式の教会。
ガーゴイユ
怪物などをかたどった彫刻のことで、雨どいの機能を持っている。教会建築にはよくみられるものだが、この教会では3段にわたり、51体ものガーゴイユがあるのはフランスでも大変珍しく、傑作とたたえられている。
教会の中央には14世紀ブルゴーニュ公国がベルギーからの戦利品として持ち帰った仕掛け時計が取り付けられている。
当初は鐘を突く男性ジャックマールの像のみだったが、その後一人ではかわいそうという市民の声から妻と2人の子供の像が加えられた。
そんなノートルダム教会の横道はフクロウ通り名づけられている。Rue de la Chonette.
道路上に三角形のフクロウをデザインした金属プレートが埋め込まれており、これをたどって行くと、観光名所ごとに数字が記されていく。22番まである。
シュエット通り側に「幸福のフクロウ」が壁面にある。
ディジョンの子供に愛されている、小さなフクロウの像である。
フクロウは道路に面した教会の壁面やや手の届く上にある。
願いごとを云いながら、左手で左側を触ると、願い以後とが叶うといわれている。
どうして左手かというと、左の先の方に小さなサラマンダの層があり、もし右手で触ってしまうと、どんなに願いごとを云っても左の方からサラマンダがその願いごとを食べてしまうといわれているので、左手で触ってサラマンダの方を見ないようにして願いごとを云うという。
みんなが触るため、ツルツルに光っている。
サラマンダとはトカゲのような姿をした伝説上の火の精霊のこと。
このフクロウは数世紀にわたってディジョン市民のお守りとなっている。

メゾン・ミリエール

屋根のつき出し部分に猫とフクロウがいる。
両方とも夜行性があるというので、一晩中この館を守っているという。
15世紀の商館、今はレストラン

サン・ミッシェル教会 Eglise St. Michel

15世紀ゴシックと17世紀のルネッサンス様式が融合した建築様式。

シャルモン修道院

代々ブルゴーニュ公を埋葬する霊廟

ディジョン美術館

旧ブルゴーニュ宮殿内にある.

サン・ベニーニュ大聖堂 Cathedrale St. Benigne

幾何学模様の屋根が特徴的な教会。

















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