ギリシャの旅行事情

通 貨

通貨単位はユーロ EUR。

補助通貨単位はセント(¢)。

€1ユーロ eur=100¢セント。

紙幣は€500、€200、€100、€50、€20、€10、€5。
硬貨は€2、€1、50¢、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢。
硬貨の表面は数字とヨーロッパ地図の入った、EU共通デザイン。裏面は各国独自のデザイン
€500、€200紙幣は、偽札流通防止などのため、商店などでは流通していない。

レート

変動相場制で、日々レートが変化している。
US$1.00 = 約 0.90 ユーロ (EUR)
€1.00=約\113 (JPY)
\1000=約8.8 ユーロ (EUR)

日本円でユーロを購入する場合には、銀行・両替所の手数料が1ユーロにつき2-3円加算される。

最新のレートのサイト

両替

日本を出発する前にユーロに両替しておくのがベストだ。

ユーロを持たずにヨーロッパ内に入る場合
日本からユーロ通貨圏内に入国する場合には、その空港で両替しておいた方がいい。
乗り継ぎ便でギリシャへ到着すると、国内線同様のエリアとなり、両替に手間取る。
地方空港へ直接入る場合などは到着時刻によって両替所が開いていない場合もある。
アジア・中近東経由便でギリシャに入国する場合には、空港税関内に両替所があるが、他国からのフライトが同じ時間に到着していると混雑して両替に時間がかかる。

クレジットカード

VISA,Master,AMEX,JCB,Dinersいずれも通用するが、小さな個人商店によっては、JCBを嫌がるところがある。
JCBを差し出すと、別のクレジットカードはないかという。
VISAなどは店が銀行に持っていくとすぐに入金してくれるが、JCBの場合には発行元の日本に照会してからでないと入金されないため入金までに時間がかかり嫌われている。

(ご注意)

伝票にサインや暗証番号を押す前に金額を確かめなければならない。
支払いの段階になって法外な金額が請求されることがある。
また、手書きの伝票だと金額の頭にひと桁上に1の数字をあとで勝手に店が追記してしまうことがある。手書きの伝票がほとんどないのであまりこの事故は無くなったが注意が必要だ。商店だけでなくレストランなどでも注意しなくてはいけない。
金額の頭に書き加えられないように€(ユーロマーク)またはeurを記入する。

時 差

日本とー7 時間,  UTC +02:00時間(夏時間 -6時間、 UTC+03:00)
夏時間の実施期間は3月の最終日曜から10月の最終土曜日まで。

電気・通信事情

電圧
220V
プラグ
Cタイプ
テレビ・ビデオ方式
PAL方式。日本やアメリカのNTSC方式と異なるので、現地のビデオテープは一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。VHSなどは日本やアメリカの方式NTSCのものを購入しないといけない。

電 話

日本へかける場合
-ヨーロッパ各国の国際識別番号:00
日本の国番号:81
相手先

日本からかける場合
国際電話会社番号
010(国際識別番号)
001(KDDI)(国際識別番号は不要,001だけ)
0033(NTT)
0061(ソフトバンク)
005345(au携帯)
009130(NTTドコモ携帯)
0046(ソフトバンク携帯)

国際通話の国番号=30(ギリシャ)

相手先の電話番号(市外局番の最初の0をとる)
相手先番号のはじめに「+」マークが付してあればそれは国番号。
相手先の電話番号の市外局番の最初の0もはずされている。

海外での携帯電話

SIMフリースマホが便利

長電話の習慣のある人には、日本の携帯電話ではかなり高額の通話料になる。
国内で一般化しているSIMフリースマホを持参すると便利だ。
海外での利用には、国際ローミング対応SIMを装着して出かけるか、現地のプリペイド式SIMカードを電話会社の販売店で購入する方法の2種類があるが、データ通信も頻繁に行うという人は、ツアーなどで駆け足旅行していなければ、現地で調達するのが使いやすい。
何か国も渡り歩くときにはその都度その国のSIMを入れないといけない。
国内で販売されている海外用のSIMは、通信事業者によって異なるが、データ通信には対応していない場合が圧倒的に多い。

日本で事前に購入すると高い

日本で購入する場合は、家電量販店、ネットショップ、空港などで購入できる。
通常のSIMカードは特定の国でしか使えないが、複数の国で使えるグローバルタイプもある。ただし、国内で購入をすると割高になることが多い。

フリーWIFI

観光都市ギリシャでは無料で使えるフリーWIFIは結構普及している。 ホテルやカフェではほとんど使える。ホテルでチェックインの際にパスワードを教えてもらう必要がある。しかし、パワーが弱くて、部屋の中でほとんど反応が鈍くて使い物にならないホテルも多い。モバイルルーターを使わざるを得ないことが多い。

WIFIモバイルルーター

海外対応のWIFIモバイルルーターを持参すれば、それぞれの国のSIMカードを購入できる。
モバイルルーターを購入する際に、海外対応かどうかを確認しておかないと、サイズの違いで挿入できない場合がある。モバイルルーターの多くが海外製なのでしっかり理解していないメーカーもある。

http://simchange.jp/kakuyasu-overseas/

国際ローミング

国際ローミング対応機種があれば、音声通話、データ通信とも利用可能。データ通信は日本国内の定額サービスの対象外となるが、各社とも1日あたり最大2980円となる海外データ定額サービスを提供。

海外パケット定額

海外旅行中に、LINE、SNSなどを利用すると、帰国後とんでもない金額が請求されるケースがある。
海外パケット定額が適用されていない場合、スマートフォンは利用しない方がよい。
適用されている場合にも、一定限度を超えると従量課金として巨額の請求を余儀なくされる。

気 候

ギリシャはヨーロッパの国の中では、比較的に温暖で雨も少ないのだが、四季の差は大きい。
南部のエーゲ海の島々と北部の山岳地帯とでは気候が異なり、気温や降水量に差がある。
南部のエーゲ海の島々は冬でも比較的暖かいが、北部の山岳地帯の冬はバルカン半島からの寒風が吹き、冷え込んで降雪もある。
降水量は南部の方が多く、北部に行くほど少なくなる。
夏はどこも観光客で賑わうが、秋から冬にかけては閑散としていて、ホテルやレストランも休業するところが多い。

春(3-5月)

春は野の花が咲き乱れ、アテネの平均気温は15-20℃前後と温暖で過ごしやすい。
遺跡巡りなどの場合は、夏ほど疲れないので快適に過ごせる。
日中は半袖で過ごせる日もあれば肌寒い日もあり、朝晩は冷えるので上着が必要。

夏(6-8月)

ギリシャ本土の南部に位置する首都アテネは、最高気温が30℃を超え、日差しも強い。
しかし湿度は低いので日本ような蒸し暑さはなく、日陰に入れば涼しく感じるほどだ。
雨もほとんど降らず、観光のベストシーズン。空気が乾燥しているので、真夏は40℃を超える日もあり、遺跡巡りの際は熱中症などにならないように水分補給を怠らないようにする必要がある。
北部でも日中は30℃を超える日が続くことがある。でも、朝晩はグーンと冷えてくる。

秋(9-11月)

過ごしやすい季節で、涼しくて夏ほど混雑していないので遺跡巡りに適した時期。
特に9月は真夏の靄もとれて空の色がくっきりし、エーゲ海の美しい島々の撮影には一番いい季節だ。
10月に入ると涼しくなり、リゾート地も閑散とし始め、南部の地域では雨が少し増えてくる。半袖で過は肌寒い日もある。
中部、北部は本格的秋の紅葉の季節となる。
ギリシャ中部のメテオラなどでは鮮やかなを見ることができる。

冬(12-2月)

アテネの平均気温は10℃ほどと温暖だが、ほかのヨーロッパ同様、アップダウンが激しく、寒波が州ら鵜すると、一気に寒さが増し、日中でも氷点下の日が続くこともある。
最も雨が多い時期でもあり、南部のエーゲ海の島では特に雨が多い。
北部では降雪で道路事情が悪化することも少なくない。

毎月の最高・最低気温

服装

肌寒く感じることが多く、太陽が出ていない日が終日寒い。
5月後半になると、日中は暖かさも増し、半そでで十分だが、朝夕は結構冷えてくる。

雨はほとんど降らない。日差しが強いので、帽子やサングラスが必携となる。
空気が乾燥しているのでこまめに水分補給をする必要がある。
日中暑くても、夜になると冷えてくる。
飛行機や船、建物の中などは冷房が効き過ぎていることもあり、持ち歩けるような薄手の上着が要る。

9月に入ると気持ちのいい風が吹いてきて、徐々に気温が下がり始める。
9月はまだ空気が乾燥しているが、10月になると、雨が降り時間が次第に増えて肌寒くなる。薄手のコートなどが必要になる。

最高気温は10℃以上となることもあるが、寒波が襲来して、氷点下の日が続くこともある。厚手のコートや手袋は必携となる。
この時期は一番雨の降る季節で、雨具も忘れずに。
遺跡などは足元が大理石でできているところが多いので、雨が降ると滑りやすくなっている。履物にも留意しなければならない。












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