ドイツ/ミュンヘン・アルペン街道・バイエルン地方
アルペン街道 Alpenstrasse †
(バイエルン州)
- バイエルンの西南端ボーデン湖畔のリンダウから東の端ケーニヒス湖に近いベルヒテスガーデンまでの、オーストリア国境に近い山岳地帯を走る全長約500kmの街道。
- アルゴイ・アルプスやバイエルン・アルプスなどと、ツークシュビッツェ(2962m)やヴァッツマン(2712m)のような高峰も街道筋に含まれている。
- 新緑の季節から夏期にかけては、山々に囲まれた湖、切り立った山脈と深い谷の美しい風景に出会える。
- この街道は、山岳風景だけでなく、ルートヴィヒ2世が建てた2つの城やヴイース教会など、ドイツを代表する美しい建築物にも出会える。
リンダウ〜フュッセン 112km †
- リンダウ Lindau
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- パラディース Paradies :
オーバーロイテ Oberreuteとオーバーシュタウフェン Oberstaufenの中間の急カープの地点に設けられている見晴台。
南西方向に、ゼンティス山Santisやアルトマン山Altmannなどのスイスのアベンツェル地方アルプスの眺望が楽しめる。
- オーバーシュタウフェン Oberstaufen :
ホーホクラート山 Hochgrat(1834m)の山裾にあるこじんまりしたリゾート地。
この辺りの道路はイラー川 Illerの渓谷を登っている。この川はアルゴイの「番人」とよばれるグリュンテン山 Gruntenの裾を流れている。
- ヒンデラング Hindelang :
南に隣接するパート・オーバードルフBad Oberdorfとともに温泉リゾート地としてよく知られている。
西に少し進んだヨッホシュトラーセJochstrasseの登り道からは、アルゴイ・アルプスが石灰岩の岩肌を見せてギザギザに切り立っている様が眺められる。
頂上近くのカンツェルKanzel見晴らし台に立つと、オストラッハ渓谷と周囲の山々が一望できる。
街道はヴェルタッハ渓谷Wertachtalを経て、グリュンテン湖Gruntenseeに沿ってフュッセン方面に進む。
- フュッセン Fussen:
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フュッセン〜ガルミッシュ・パルテンキルヒェン 95km †
- ホーエンシュウァンガウ城 Schloss Hohenschwangau
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- ノイシュヴァンシュタイン城 Schloss Neuschwanstein
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- シュタインガーデン Steingaden:)
12世紀にできた旧プレモントレ会修道院。
現在も残っている付属教会Kircheは、18世紀になってバロック風に改造された。
外観だけは、ロマネスク様式の装飾アーケードが付いた太い塔を残している。
ゴシック様式の入口には、この修道院の創立者ヴェルフ家の系図が描かれている。
内陣は簡素なスタッコ(化粧漆喰)仕上げ。
対照的に身廊のスタッコは、盛りだくさんの彩色装飾で凹凸がついている。
- ヴイース教会 Wieskirche:
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- ロッテンフーフ Rottenbuch :
ここの見どころは聖母マリア誕生教会Maria-Geburts-Kirche。
アウグスティノ会修道院として建てられたもので、18世紀にバロック・ロココ様式に改修された。
マテーウス・ギュンターMatthaus Guntherの作になるフレスコ画と彫刻装飾が見事だ。
- エシェルスバッハ橋 Echelsbacher Brucke:
1929年にできた鉄筋コンクリートの橋。
足下76mのアマー峡谷Ammerschluchtをひとまたぎにしている。
峡谷を一望するには、徒歩で橋の中央まで行くといい。
- オーバーアマガウ Oberammergau :
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- リンダーホーフ城 Schloss Linderhof:
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- エッタール Ettal :
広大な修道院がある。。1330年、バイエルン公ルートヴィヒが建造したもの。
当初は、ドイツ唯一の多角形ゴシック様式だったが、後に現在のようなバロック様式に改修された。
1774年に火災に遭い、円天井を修復している。
- ロイザツハ渓谷 Lotsachtal
南の方角に、ヴェッターシュタイン山脈とツークシュビッツェ、ピラミッド型のアルプシュビッツェAIpspitze、ドライトーアシュビッツェ Dreitorspitzeなどの高峰を望むことができる。
- ガルミッシュ・パルテンキルヒェン Garmisch Partenkirchen
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ガルミッシュ・パルテンキルヒェン〜シュリーアゼー 105km †
- ミッテンヴァルト Mittenwald
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- ジルヴェンシュタイン・ダム Sylvenstein-Staudamm:
イザル川の大増水を調節するために設けられたダムで、地下にある発電所へ水力を送る巨大な人造湖ができている。
- バート・ヴィースゼー Bad Wiessee:
テーゲルン湖 Tegernseeとアルプス後背地方の中間地点として、立地的にも恵まれた温泉リゾート地。温泉はヨードと硫黄の鉱泉。
- シュリーアゼー Schliersee :
シュリーア湖畔の町。
ここの教区教会 Pfarrkircheは、かつてミュンヒェン聖母教会参事会に付属していた参事会教会で、1712〜1714年にバロック様式に改修されている。
シュリーアゼー〜ベルヒテスガーデン 172km †
- シュビッツィンクゼー Spitzingsee :
小さな湖ながら湖畔は高原リゾートになっている。
街道を進むと、フィッシュハウゼン、ノイハウス、シュリーアゼーの盆地を見晴らすことができる。
- タッツェルヴルムの滝 Der Tatzlwurm Wasserfall:
街道から徒歩で5分ほど奥へ入ったところ。
- ヴェンデルシュタイン山 Wendelstein :
ヴェンデルシュタイン登山鉄道(ブランネンブルク・ヴァッヒンク駅発)で、標高1738mまで上がる。
その先は岩を削って作られた山道を歩いて1838mの頂上に達する。
頂上には太陽観測所と1718年にできた礼拝堂がある。
周囲の氷河の山々などが展望できる。
- ルーボルディング Ruhpolding :
庶民的なリゾート地でいつもにぎわっている。
聖ゲオルク教会にはロマネスク様式の聖母像がある。
- 氷河庭園 Gletschergarten :
道路建設のときに作られたもので、氷河による浸食が見られる野外博物館となっている。
- ベルヒテスガーデン Berchtesgarden
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